ガロプラ襲撃7 ページ46
〜外〜
「いた、」
「ヒュース！」
ヒュースに追い付いたものはいいものの
目の前にはガロプラの人型。
「(ヨータローに、リヴィー……
引き留めに来たのか……？)」
「ヨウタロウ様、」
陽太郎はバッグの中から
ヒュースの“蝶の楯”を取り出した。
「！それは……
“
「ヒュースがかえるならわたせって
迅からあずかってた。
かえるなら、ちゃんとかえるっていえ！
リヴィーもかなしむぞ！」
「……悪かった、ありがとう。」
ヒュースは蝶の楯を受け取り
リヴィーに視線を向ける…
彼女は何も言わずそっぽを向いた。
「…………
エリン家のヒュース。
悪いがあんたを
遠征艇に乗せるわせにはいかない。」
「……？」
敵はヒュースが陽太郎と仲良くやっているのが腑に落ちないのか、
国を売ってそちら側に
ついたんじゃないかと疑う。
「…………
なんだと……？」
「信用しろと言うなら
その子供、それか女を人質として
自分の手で捕まえて連れてこい。」
「「……！」」
ヒュースとリヴィーは驚き
お互いに顔を合わせる。
「そうすれば、
あんたが裏切ってないと信じる。」
「……断ると言ったら？」
「当然、遠征艇には乗せられない。
連れ帰るわけにはいかないからな。」
“なるほどな”っとヒュースは
スコーピオンを取り出した。
「……」
リヴィーは陽太郎の前に立ち
ヒュースを見る。
「(私は今トリオン体だから大丈夫。
演技なら、得意ですから。)
(コクッ」
「……」
ヒュースはリヴィーの背中に手を回し、
彼女の胸を貫いた…
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