緊急防衛会議 ページ37
「修くんに誘われた？」
翌日、
迅、風間と共に会議室へと向かう間に
先日あったことを話された。
どうやら迅は三雲に
彼の部隊へ誘われたらしい。
「全ては遊真のために誘ったのか、
そう考えると私もやるなー、」
「命さんも…！？」
驚く風間に綺命は
“何驚いてるのさ”っと苦笑を漏らす。
「時間がないから迅を誘った、
強いやつを入れたいと思うのは当然。
あの子はちゃんと蒼也の言う
“隊長としての役目”をやってるよ。」
「……やる事は極端すぎますが、
視野が広がったならいいことです。
……三雲の指示で動くおまえは
想像すると面白そうだがな。」
「いや〜〜
おれもすごい楽しそうだとは
思ったんだけど
実力派エリートは
引っぱりだこだからな〜〜〜」
あっという間に辿りついた会議室には
いない者もいるがA級隊長と
東、美禮、リヴィー…
そして城戸と沢村と忍田がいた。
「揃ったな。
では、緊急防衛対策会議を始めよう。」
内容は先日、
ラッドの化した
元・黒トリガー使いのエネドラから
「新たに
という情報を
開発室から報告を受けたらしい。
「玉狛支部のレプリカ特別顧問が
残した軌道配置図によれば
まもなく3つの惑星国家が
こちらの世界と接近する。
エネドラによれば
ガロプラ、ロドクルーン。
この二つがアフトクラトルと
従属関係にあるという。
そうだな、リヴィー。」
「……そう、ですね。
私は10年くらいしかそこにいなかったので詳しいことは不明です。
お力になれず、すみません。」
「いや、確認できればそれでいい。
あくまでまだ予測の段階ではあるが
襲撃があるならば迎え撃つ用意が必要になる。
二つの国との接触まで
ほとんど時間がない。
対策には緊急を要するため
こうして集まってもらった。」
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