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暗殺教室(過去篇) ページ1

綺命・ソリィズ
(あやめ・そりぃず)


後の月影命(綺命)

大人しめの彼女からは考えられない程
荒々しく、男勝り。

薄汚れた短い銀髪に
濁った金色の瞳が特徴。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


私が、まだ“俺”だった頃……
生まれて間もない俺を、
俺を生んだやつらは捨てた。


俺は幼いながら記憶に残っていた。
……だからこそ覚えていた。
捨てられた時のことを、



命……いや当時、綺命は
空気すら悪い劣悪なスラムで過ごしていた。


「……」


「チッあのガキどこ行きやがった!?」


綺命は銃を取り出し、
追いかけて来た男へと狙いを定める。


「……バンッ」


「!!?
……ガハッ……」


男は脳を撃たれその場に倒れた。


「他愛もないな…」


「流石ですね、綺命。」


「!死神、」


倒れた男だったものを無視し
廃墟と化した家を出ると
扉の横に背をかけている男に声をかけられた。


男には名はなく、
死神と呼ばれている殺し屋。


「相変わらず神出鬼没だな、」


「フフッ誉め言葉として
受け取っておきます。」


2人はお互いの技術(スキル)を分け合うためだけにできた師弟関係……

1人は殺し屋としての技術を、
そしてもう1人は復讐者としての技術を
それぞれの技術を欲していた。


「さ、今日も勉強ですよ、」


「……わかっている。」


綺命の目的は……
自分を生み捨てた、
自身の親への“復讐”。

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作者名:スート | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年7月11日 15時

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