【名探偵コナン】僕と彼女が息た道 《始まりの物語編 Part.2》

52 ページ2

薇side



薇「私、どうすればいいの？」


現実を受け止め、そろそろ自分がいる状況に笑えなくなってきた時


コナンくん……新一に尋ねた。


コナン「あの家には帰れねぇ。蘭の家に転がり込むぞ。」


薇「えぇ！ガキがもう一人増えてるって小五郎さんに怒鳴られるよ。」


コナン「蘭なら放っておけないはずさ。それに近くにいれば俺が何とかできる。


他に案も何も無いだろ？」


薇「ないけど。」


哀「まずは名前ね。」


そうだなとコナンは考え始めた。


まだ混乱している私の事を置き、2人が適当に名前を出していく。


……心の準備ができるまで待ってくれ。


コナン「高城(こうじょう)……」


薇「高城？誰それ」


コナン「江戸川乱歩が絶賛した推理小説家さ。」


薇「え、……待ってもしかして、江戸川コナンって。江戸川乱歩とアーサー・コナン・ドイルからとってんの？」


コナン「あぁそうだよ。」


薇「やば。」


笑っているとコナンくんは私の頭を叩く。


コナン「高城寤。これで決まりだな。」


薇「小説家で固めてく感じね。おけおけ。」


自分の名前を声に出して何度も言っていたら、コナンくんと哀ちゃんが私の知らない話をする。


哀「にしても、気まぐれなのね。」


コナン「あぁ、信じられねぇ。」


薇「ん？何が？」


コナン「ベルモットの行動さ。」


ベルモット……？


次は、誰ですか？


。

53→←51

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す