第十三話 ページ17
「どうしたのー、Aー？」
「バイトはー？サボりー？」
自宅に帰れば早々に双子からの質問攻めを食らいながら、棚の中から救急箱を取り出す。
「そのネコさん何ー？」
「怪我してるのー？」
猫が双子の興味を惹いたのかAの周りをグルグルと。
それを若干鬱陶しく感じながら、猫をベットにそっと置き、救急箱を開け、包帯、塗り薬を取り出して怪我を手当てしていく。
(気休めにしかならないけど)
「ねーねー、Aー」
「僕たちにもー手当てしてー」
猫の手当てを終われば、今度は双子の相手。
『怪我したらね』
そう言えば、双子は残念そうに、えー、と声を漏らす。
その間にAは双子が手に持つ包帯、塗り薬を取り返し、救急箱にしまい、それを棚に戻す。
一連の行動を終わらせると、静かに眠る猫を眺める。
(妖怪の世界も大変だなぁ)
そっと眠る猫の頭を優しく撫でた。
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船長 - 更新楽しみにしてますね頑張ってください (2017年8月26日 8時) (
レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)
船長 - 物凄い面白いです！牛鬼さんさすがです (2017年8月26日 8時) (レス) id: 8b9f7d7cc1 (このIDを非表示/違反報告)
AndyJyuri(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます。一つだけ、18話で「か、神々しい」とありますが、読み方は、こうごうしいです。w (2017年6月17日 23時) (レス) id: d783bc4e9d (このIDを非表示/違反報告)
彗星(プロフ) - ありがとうございます。これからも更新できるだけ頑張っていくので、応援よろしくお願いします。 (2017年4月4日 20時) (レス) id: a61fc50fe1 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - とても良かったです。更新頑張ってください！ (2017年4月4日 19時) (レス) id: 68c28fd3de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗星 | 作成日時：2016年12月25日 14時
