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赤色と睡眠と.6 ページ17

ガチャと音を立てて入ってきたのはマンちゃん。
離しや!という声のおかげで私の首から手が外される。
酸素を求めてゲホゲホと咳き込みマンちゃんはそんな私の背中をさすってくれた。

「もう!!Aちゃんはトントンの事心配して色々やってくれたんやで!!」
「色々?」
「大先生とシッマに頼んで書類分けてもらって他の幹部に処理して貰える様に城走り回とったんやで!!トントンが起きた後も負担が少なくて済むようにって。それやのに!!」
「……」

オスマンの言葉に急いで部屋を出たトントン。
バタバタ、バサバサという音と共に慌てた様子で部屋に戻って来たトントンは私の方を見て、目が合った。
途端下げられる頭。

「すまんかった!!!!」
『っ、けほ、いえ私こそ……』
「ほんまにすまん。寝る前も当たりキツかったやろ。仕事も減らしてもろうたのに……」
『い、いえ、本当に大丈夫ですから……頭あげてください』
「Aちゃん首跡なっとるで?痛そうやなぁ」
『お、オスマンさん!!』
「た、大変や!!」
『へ、と、トントンさん!?』

ふわりと感じる浮遊感。
次々に変わる風景。
ここに来て何度目かのお姫様抱っこである事に気付いた時には医務室だった。

「ペ神おる!?」
「はいはいなぁに?あれAちゃん……って首のこれは?」
『えっと……』

説明しながらペ神の手当てを受ける。
全てを説明し終わった時には私の首にきっちりと包帯が巻かれていた。

「はい、これでよし」
『ありがとうございますしんぺいさん』
「どういたしまして。トントンには謝ってもらった?」
『は、はい』

ならよし。と私の頭を撫でるペ神の横には罪悪感からなのか未だに眉が下がったトントン。
そんなトントンにペ神はにっこりと笑いかけた。

「お医者さん命令。トントンはAちゃんの跡が消えるまでお仕事お休み。補助してあげてね」
『え、でもお仕事……』
「グルッペンに回せばいいよ。総統だからね、ぶっちゃけて言えばトントンの仕事も出来るんだよ。量が多くて細かいからしたがらないけどねぇ」
「……ご機嫌取るやつ買ってこな……」

はぁ、と頭を抱えてため息を着くトントンにペ神と顔を見合せて笑った。

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.*桜餅*.@柿の種軍団_副団長(プロフ) - 凄く面白くて、最初から一気に読んでしまいました!私も作者やってますが、こんなに素敵な作品作れません…!体調に気を付けて更新頑張って下さいね!応援してます! (2021年1月10日 22時) (レス) id: 61b4604950 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 低評価荒らしでしょうか…?反抗するためといってはなんですが、星10を押させて頂きました、これからも応援してます!頑張ってください! (2020年12月15日 23時) (レス) id: e30e1010c9 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます!!とても読みやすくて好きです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年12月14日 1時) (レス) id: dc1a08746a (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅ィ(プロフ) - 続編おめでとうございます!!これからも楽しく読ませて頂きます!( ̄^ ̄)ゞ (2020年12月6日 15時) (レス) id: a969f38b6e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年12月5日 20時

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