Family35 ページ35
アジトに着き、皆が椅子に座り、彼に起こったことを聞く。
「カラ松、あの時何があったんだ?」
おそ松くんが問いかける。
カラ松くんは、自分に起こったことをすべて話してくれた。
「……おそ松兄さんが殺したボスは仮で、俺が会った奴が本体らしい」
「ボスは別にいたってことか……薄々そんな気はしていたが」
「なっ、本当か?!兄さん……!」
「建物に入った時、やけに呆気なく殺れたボス、攻守共に脆い組織……違和感があったんだ」
「じゃあ、そのボスが今度こそ本物なんだよね!」
「Aは何も知らなかったの〜?」
ほわっとした十四松くんの質問に、冷静に答えた。
「あいつがボスだと思ってたから……、あの組織にボスが何人いたかなんて」
「心当たりもないの?」
口をへの字にして、心配そうに見つめるチョロ松くん。
黙って聞いている一松くん。
ここは……どう言えばいいんだろう。
「……カラ松くんに会ったボスは、私の父親くらいよ」
「えっ、お父さん?!!」
一斉がそれぞれのリアクションをとる。
「それなら、ラスボスが生きてて仕切っているのが……Aちゃんのお父さん?!」
「やめて、トド松くん……そんな冗談、本当笑えないから」
「ど、どういうこと……?」
「だって父は、5年前に亡くなっているんだから」
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年中寄りの箱推し - 題名を見て、某パズルゲームの変態魔導士を思い出した俺氏www (2016年2月22日 0時) (レス) id: 13665f03bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sui12141/
作成日時:2016年1月3日 23時