Family4 ページ4
「んっ……」
頭がズキズキする……。
痛む頭を抱えようとすれば、それを阻むように鎖が邪魔をした。
ガチャガチャと擦り合う金属音。
手錠、足枷、首輪……どこまで悪趣味なの。
ふと、周りに何台かの監視カメラが置かれているのに気付いた。
はあっ……と、溜め息を吐く。
そして叫んだ。
「見てるんでしょう?早く出てきなさいよ!」
そう言った途端、南京錠が掛けてある大がかりな重たいドアが軽々と開いた。
「強気だねー、そんなに強がらなくていいって」
利き足を上げてニヤニヤと入ってきた。
どこまで馬鹿力なの。
「これ、外してくれる?」
「嫌だと言ったら?」
「殺すわ」
「やれるものなら……」
足枷だけでも利用してやろうと、無理に脚を上げようとした。
「はーい、ストップ。いやぁ、俺は見てもいいんだけど、そーんな短いスカートだと見えちゃうよ?」
「くっ……」
さりげなく片手で脚を抑えられてる。
力強いっ……。
その時、何か違和感に気付いた。
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年中寄りの箱推し - 題名を見て、某パズルゲームの変態魔導士を思い出した俺氏www (2016年2月22日 0時) (レス) id: 13665f03bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sui12141/
作成日時:2016年1月3日 23時