【劇場版名探偵コナン】赤井さんの想い人は工藤新一の双子の姉【瞳の中の暗殺者】

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「「行ってきます!!/行ってきます」」


コナンと昴は昴の愛車、赤のスバル・360に乗って朝早く毛利探偵事務所を出た

そんな彼らを毛利探偵事務所から見ていた小五郎たちは、トロピカルランドに出かけた

その後に阿笠博士・子どもたちとタクシー１台が追って行った


ーーーーーー
環「どう?何か分かった?大学院生さんと探偵さん?」


昴「この、芝刑事が握っている手帳……」


環「手帳がどうかしたの？」


昴「胸ポケットから出すとしたら、手帳の向きは普通逆になるんじゃないですか?」


環「こう持って、ポケットから出すと……ホントだ」


コナン「もしかしたら、手帳を抜いたのは芝刑事じゃなく、犯人かもしれないね！」


芝の遺体の状態が写された写真を見て、まずは警察手帳の向きを二人は指摘した


環「えっ!?なるほど……！考えられるわね……!!」


環は鞄から右手でタバコを取り出し、一本加えるとそのまま左手で握っていたライターで火をつけた

右利きの人間は右手でライターをつけないと可笑しいのに、今目の前で火をつけた環は左手で行った


コナン「あれ?環さんて、右利きじゃなかったの?」


ライブハウスで敏也に指を指したとき、彼女は右手を使っていたので、てっきり二人とも本人の口からは聞いていないが右利きかと思っていた


環「え?わ、私元々左利きだったのを右利きに直したのよ」


口から離したタバコは右手で持っている


環「だから考え事しながらタバコ吸う時や、咄嗟の時につい左手を使っちゃうの」


誤魔化すように笑って言った


「「(咄嗟の時……そういえば確かあの時……！)」」


二人はシンクロしながら思考を続ける


思い浮かべるのはAが記憶を失ってから見続けてきたとある人のちょっと変わった行動である



「「(まさか……じゃあ、あれは……!?)」」


コナンと昴のみ見ていた第一被害者、奈良沢が死ぬ間際に左胸を握ったシーンが甦り、彼の指し示したかった事が漸く理解できた


「「(あれはそう言う意味だったんじゃ……!?)」」


コナンと昴は目を見開いていた


一度互いに顔を合わせ、真実に辿り着いたか確認し、コナンがいたずらっ子の笑みを浮かべている事を見ると昴は環に対して問う

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