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許嫁5 ページ6

夜9時半。

「ふぅ…」

お風呂に入って少し落ち着いた。

晩御飯もなんとか終わったし。

あ、そうだ!

「あの子に電話しておこう」

私にはアイドル科に従姉弟がいる。

何回かコールが鳴ると「もしもし」と声が聴こえた。

「もしもし、私…A」

『A姉ちゃん?どうしたの?』

「それがね…」

従姉弟に会ったことを話すと向こうから盛大なため息が聞こえた。

『相変わらず叔母さんも伯父さんも滅茶苦茶だね』

「本当だよ、お互い苦労しちゃうよね」

するとノックの音。

「あ、はい」

扉を開けるとお風呂から上がったばかりのようだ。

濡れた髪に少し頬が赤い…。

ぐっ…落ち着くのよ七星A!!アイドルなんだからこのくらいの色気は当然!!

それに数年前はアイドルになるなんて思ってなかった従姉弟とお風呂に入ってたことだって!!

あ…電話切るの忘れてた。

『えっ!ちょ…今の声って…A姉ちゃん!A姉ちゃん!』

「…え?あ、なに?」

考え込んで返事が遅れると「その許嫁さんに代わって!!」と言われた。

「氷鷹さん、あの…従姉弟が電話代わってほしいって…実はアイドル科なんです…」

そう言うと少し驚いた顔で受け取り「もしもし、氷鷹です」と言うと少しして。

「え?従姉弟ってお前だったのか?」

『どんな奴かと思ったら北斗先輩で安心です!A姉ちゃんをよろしくお願いします!』

「友也落ち着けこっちはまだしっかりと把握できてないんだ、状況が」

…友也って氷鷹さんの知り合いだったの?

…いや待てよ…。

〜回想〜

「それで今日役決めでまさか訳あり男装お姫様とか!!あの変態仮面め…」

「大変だね…」

「くっそ〜、北斗先輩と一緒ってことで浮かれてた…」

〜回想2〜

「今回は灰かぶりか…」

「また女役なのね」

「変態仮面のせいだよ!王子様が北斗先輩で…」

〜回想終了〜

言ってたね。

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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年5月27日 17時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:歌菜子 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年4月12日 21時

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