【あんスタ】許嫁は黒髪王子！？【氷鷹北斗】 (ページ5)

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許嫁4 ページ5

思わず言葉が途切れた。

「あの…ちょっと…なにその大荷物」

お母さんとお父さんが大荷物持ってた。

話がもっとすごい方向に飛んできた。

どうやらこれから私達二人は同居することになったらしい。

「「(私)(俺)の意思は…？」」

そして氷鷹さんと声がハモった。

そして数時間経つと放心状態で片づけどころでなかった私達はいつの間にかその住む家にいた。

「本当にお互い大変だね」

「そうだな」

放心から戻っての一言目がこれとは。

しかも感情は不一致な私達。

喜怒哀楽で言うなら「哀」で氷鷹さんは「怒」…かな。

「本当にあの親は何を考えているんだ…まったく昔から…」

うん、完全に「怒」だね。

とりあえずは色々なものが必要となった。

服や家具は大丈夫…。

お金はそれもそれで親が定期的に入れてくれるらしい。

まだ許嫁とか解らないことばっかりだけど…。

ま、頑張るしかないか…。

いつの間にかこんなことになっちゃったし…。

氷鷹さんも「そうだな」と承諾してくれた。

人生諦めが肝心とは言うけど…。

この状況すら解らない場合はどうすればいいのやら…。

答えは見つからなさそうだ。