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許嫁27 ページ29

最終公演。

この道のり長かったな…。

「俺は、お前が好きだ」

「…私も、貴方が好きです」

この物語はハッピーエンドで終わる。

溢れんばかりの拍手の中幕が下りる。

裏に戻ると朱那が抱き着いてきた。

「A〜!!感動したよ〜!」

「あはは…ありがとう」

「A、この後の打ち上げどうする?参加する?」

そういえばこの後打ち上げあるんだっけ。

「なんなら断っておくよ?」

天がそう言ってくれるけど…いいのかな?

「ヒロインだからって遠慮しなくてもいいよ」

麗もそう言ってくれてるんだし…。

「うん、遠慮しておこうかな」

結局「演劇科のマドンナ」として扱われちゃうし。

「私も今日は家の方で掃除しなくちゃなのよね」

「えー!じゃあ美織も欠席かー、僕二人がいないとつまんないよー」

「え、それって私と天いても?」

「みんなでいたほうが楽しいってことなんですけどー」

帰ろうかな、長くなりそう。

「じゃ、私は帰るわね」

「美織、私も帰る」

「朱那は任せてー!」

天と麗に任せておけば大丈夫かな。

「あら?」

「どうしたの美織」

校門を出る前で美織が立ち止まる。

「あれって氷鷹北斗くんじゃない?」

え?北斗くん?

それを聴くと走って行って美織の死角から北斗くんの手を引いて走った。

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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか?素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年5月27日 17時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:歌菜子 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年4月12日 21時

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