【歌い手】恋する彼女 vol.3【完】 (ページ11)

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@お姫様かしくんに恋する彼女 +α ページ11

久しぶりにゲームでもしようと天月に誘われたメンバーは前にカービィ実況をしていた4人だった。

「眠、」

「昨日休みだったじゃん、お前」

いつもと立場が逆転しているそらまふ。

確かに休みを貰っていたが、その時間を利用して新曲作りをしていたため、結果は名前だけの休日となっていた。

「今日寝るつもりだったんですよ…」

「あー…」

何とも言えないコメントをこぼして、天月の家のインターホンを押す。

「天月くんが電話してこなければ、今日は彼女と…っ、」

「なら、帰れば？」

「彼女から可愛い笑顔で『行ってらっしゃい』なんて言われたら『行ってきます』以外の返答が見当たらないでしょ！？」

テンションどうこうの問題ではなく、ただ彼女不足のまふまふを無視すれば、天月ではない可愛い声が聞こえる。

『はぁい。誰ですかぁ？』

その声を聞いて、二人は二歩ほど後ろに下がる。

そらるは住所の確認を。
まふまふはすぐさま天月に電話を入れる。

「……住所あってる、引っ越したとかも聞いてないし、」

「ですよね。……あ！天月くん？」

「まふくん。どしたー？遅れるとか？」

「あ、いや……」

同年代の友達で流石に結婚したとなると報告するよね…？

それに、子供が出来たら尚更…。

え、もしかして、。

「ボク達、オトモダチですよね」