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次の日も
また次の日も先輩は来なかった
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そして先輩が来なくなって5日が過ぎた
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ジンさんにも事情が分からないらしい
連絡をしても繋がらないまま
もちろん私の携帯への返信も来ない
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私は毎日はやくバイトに入るようにして
ひたすら先輩を待った
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「ぁ」
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「・・・先輩・・・・・・・・・・っ!!!!」
その日突然現れた
フラフラとする見慣れた人影が遠くから歩いてきて、店に入った
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よれたシャツ
ボサボサとした髪型
腫れた目
引きずる足
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「先輩!先輩、・・・っ
ジンさん!!!!先輩来ました!!!!!!!」
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先輩の目には
何も写ってなかった
ただ、一点を見つめて
言葉も発さない
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『ユンギ!!!!!!!!』
ジンさんは急いで走ってきて、
ユンギ先輩の腕をつかもうとした
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ユンギ先輩は、勢いよく振り払った
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まるで別人のようだ
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「先輩、っ、
どこ行ってたんですか?!連絡もなしで・・・」
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『死んだ』
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「え?」
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『彼女が、死んだんだ』
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作者名:とっと子 | 作成日時:2017年10月27日 0時