→20→ ページ22
.
────prrrr
『もしもし・・・うん、ちょい待って今行くから』
.
.
先輩は今日、彼女さんとデートらしい
午前中はバイトに来てて、ずっとニヤニヤしながら仕事してた
ちょっとイラついたことは黙っておこう
電話を切ると、先輩は
『じゃーこれで今日はあがります〜〜』
語尾が。語尾がのびてるぞ
るんるんなのバレバレだ
.
『「はいはい行ってらっしゃーい」』
『Aもジンヒョンも真顔はやめてくれ』
.
.
.
『行ってきまぁ〜す〜』
ニコニコして手を振る先輩を私とジンさんは真顔で見送った
「・・・ほんと、何なんでしょう、最初会った時の無愛想が全く見えないんですけど・・・・・・」
『ユンギは昔から、慣れたら凄い笑うしふにゃふにゃしてるよ』
「・・・なんかこっちまで幸せですね」
.
切なさと同時に
ふっと私が頬を緩めると、
ジンさんは私のほうを向いて
『終わったら焼肉行くぞおおお』
『ね、行きたくない???』
.
・・・肉!!!!!
「ジンさんの奢りありがとうございます!!!!」
『今日一番大きい声じゃん・・・』
.
.
ジンさんはいい人だ。
.
.
.
.
.
.
だけど
その日の次の日から
.
.
.
.
.
.
.
.
.
ユンギ先輩はバイトに来なくなった
.
.
196人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とっと子 | 作成日時:2017年10月27日 0時