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────prrrr









『もしもし・・・うん、ちょい待って今行くから』









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先輩は今日、彼女さんとデートらしい


午前中はバイトに来てて、ずっとニヤニヤしながら仕事してた


ちょっとイラついたことは黙っておこう



電話を切ると、先輩は



『じゃーこれで今日はあがります〜〜』




語尾が。語尾がのびてるぞ




るんるんなのバレバレだ









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『「はいはい行ってらっしゃーい」』






『Aもジンヒョンも真顔はやめてくれ』









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『行ってきまぁ〜す〜』









ニコニコして手を振る先輩を私とジンさんは真顔で見送った









「・・・ほんと、何なんでしょう、最初会った時の無愛想が全く見えないんですけど・・・・・・」



『ユンギは昔から、慣れたら凄い笑うしふにゃふにゃしてるよ』



「・・・なんかこっちまで幸せですね」









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切なさと同時に



ふっと私が頬を緩めると、







ジンさんは私のほうを向いて









『終わったら焼肉行くぞおおお』


『ね、行きたくない???』









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・・・肉!!!!!









「ジンさんの奢りありがとうございます!!!!」



『今日一番大きい声じゃん・・・』









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ジンさんはいい人だ。









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だけど






その日の次の日から









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ユンギ先輩はバイトに来なくなった









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作者名:とっと子 | 作成日時:2017年10月27日 0時

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