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ま「____…、Aちゃん」
軽く肩を叩かれる刺激で睡眠から少しづつ覚める。
貴『んんっ…』
小さく伸びをしてから顔を少し掛け布団にうずめ、
ゆっくりと薄目を開けると、カーテンを閉めても少し明るかった部屋はもう真っ暗。
明かりは開いた部屋のドアから漏れる廊下の電気だけで、もう夜なんだと理解するには十分だった。
ま「おはよう、あんなにうるさかったのによく寝れたね」
貴『うん…』
ま「もう7時になるけどお腹空いてる?」
貴『うん…』
ま「じゃあご飯にしよっか。…といっても今日は皆もいるし、吉野家の出前なんだけどね。
動けそうになったらリビングおいで」
貴『うん…』
まふくんは私が返事をしたのを確認してそっと部屋から出ていき、電気は付けずにドアは開いたままにしてくれた。
寝起きで電気をつけられるのはかなり苦手だから、その気遣いはすごくありがたい。
さっきの言い方からすると、皆私の事待っててくれてるんだよね、多分…早くしなきゃ。
そう考えるとすぐに目が覚めてきて、早急にリビングへと向かった。
ガチャ
貴『まふくん。』
来たはいいもののどうすればいいのか分からなくて、とりあえずまふくんの近くに行って正座する。
ま「おー!Aちゃんおはよ、早かったね」
貴『待っててくれてるのかなって…』
ま「全然気にしなくて良かったのに〜」
?「どうも、はじめまして」
声の主の方へと視線を寄越すとまた知らない男性が一人いた。
そういえばもう一人来るって言ってたような…
貴『はっ、はじめまして…』
う「話は聞いたよ、Aちゃん。こいつらのせいで散々な目に遭ったって…」
そ「いやいや、あれは100パーまふまふが悪い」
坂「うん、完全にまふが悪い」
天「まふくんが何も言わなかったせい」
ま「ごめんって…」
貴『あははは…』
これに関しては何も言えない…
むしろ成人済み男性2人に対抗して時間稼ぎをしたJKを褒めたたえて欲しい。
う「あっ、俺のこと分からないよね。うらたぬきって名前で活動してます!本職は声優です。
個人で活動したり、坂田とは一緒にグループ組んでて、あと2人の合計4人でやってるんだ。
テキトーにうらたって呼んでね〜」
貴『うらたさんですね、分かりました』
そらるさんの一つ下、まふくん達の2つ上って言ってた人かな?
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れー - めちゃくちゃおもしろいです! (2020年8月9日 16時) (レス) id: 8ab926093f (このIDを非表示/違反報告)
シュガ~ソルト(プロフ) - 柴イヌさん» 偉そうに言える立場ではありませんがぜひ...待っているというお言葉がきけて嬉しい限りです(T_T) (2020年5月21日 5時) (レス) id: eb4905d3d3 (このIDを非表示/違反報告)
シュガ~ソルト(プロフ) - 柚柚さん» そう言っていただけて本当にありがたい限りです、本当にありがとうございます(/ _ ; ) (2020年5月21日 5時) (レス) id: eb4905d3d3 (このIDを非表示/違反報告)
シュガ~ソルト(プロフ) - 四季?゚?.゚?さん» こちらのワガママですみません、、、そしてありがとうございます( ; ; ) (2020年5月21日 5時) (レス) id: eb4905d3d3 (このIDを非表示/違反報告)
柴イヌ - そうなんですか。多分自分はソルトさんよりも年下で学生です。是非ソルトさんのアドバイスを参考にさしてもらいます。ありがとうございます。ソルトさんの作品大好きなのでこんな奴で良ければいつでも待ってます!!無理をせずソルトさんのペースで頑張って下さい! (2020年5月20日 15時) (レス) id: 525b615957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュガ~ソルト | 作成日時:2020年3月19日 18時