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願いを三つ ページ3
Aside
泉「はいはいお待たせ…ん、どうかしたの?」
『え、あ…ううん。なんでもないよ』
泉「ふ〜ん…まぁいいんだけどさぁ」
『ねぇ泉、何お願いしたの?』
いつも通りの質問をする。またいつも通りはぐらかされると思っていたが
泉の少しだけ紅に染まった頬を見て違和感を覚える。
泉「……アンタの幸せを願ってた」
『……はぁ?』
自分から聞いておきながら、その『泉らしくない』答えに驚愕する。
私の反応が気に食わなかったらしく、
泉「…先行くからね!」
悔しそうな、悲しそうな顔で去る後ろ姿に
―届かないんだ…この思い。
いつの日か聞いたような、悲しい声が頭に響く。
泉「…って、早く来なよ!!」
『先に行くって言ったじゃん』
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作者名：茶柱 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年3月27日 19時
