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彼女と関わる機会は思ったよりも早く訪れた。
「あの、」
前に座る彼女が後ろに振り返ったと思うと、遠慮がちに視線を僕のネクタイ辺りに向けながら小さく口を開く。
「ん?」
僕は彼女の瞳を見ながら、できる限りの優しさを込めて彼女に応える。
「山口先生に生徒指導室に来るようにと言われたのですが、どこにあるのか分からなくて。教えていただきたいです。」
実際に話してみて、彼女は声が綺麗だということに気が付いた。声は小さいがとても聞き取りやすい、透き通ったアルト。
それに敬語を使うことに慣れているのか、丁寧な口調だ。
「うん、いいよー。百瀬さんが良かったらだけど、一緒に行かない?口だけの説明だと難しいからさ、」
落ち着いた雰囲気を纏う彼女は、僕とは正反対なのかもしれない。でも、なんとなく。彼女ともうちょっと、話したいと思った。もうちょっと、一緒にいたいと思った。
僕がそう言えば 、彼女は少し硬い表情を作った。
その表情を見て、僕は一気に不安に陥る。
何か気に障ることを言ってしまったのだろうか?男と2人で歩くの嫌なのかな。それとも馴れ馴れしくしすぎた?
少しの間が空き、彼女は口を開く。僕の心臓も同時に小さく跳ねた。
「よろしくお願いします。」
その言葉に安堵を覚えたと同時に、かなり嬉しかった。
嬉しい、という感情はどこから生まれているのかまだ分からない。でも、彼女と話すきっかけができて嬉しいことには変わりがない。
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ぴのん(プロフ) - うさぎんさん» うさぎんさん、コメントありがとうございます!!最高だなんてとても嬉しいです;;応援ありがとうございます🙇🏻♀️ෆこれからも頑張ります!!! (2023年4月9日 12時) (レス) id: 5b01b04b94 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎん - がんばれ (2023年4月9日 10時) (レス) id: e39f884148 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎん - おもろ、、、最高うううう、、、 (2023年4月9日 10時) (レス) id: e39f884148 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのん(プロフ) - 名無し56315号さん» コメントありがとうございます!!名無しさんと状況が似すぎていて思わず笑ってしまいました😳推し歴も年齢も同じなのですね!!少し運命を感じてしまいました笑大好きだなんて嬉しいです!!!これからもよろしくお願いします🎀🤍 (2023年4月8日 16時) (レス) id: 5b01b04b94 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56315号(プロフ) - ぴのんさんのこと覚えてます!私事ですが一度りすなーを降り彼らに出会い3年がたちました。 そして最近再熱してしまいました🥰 また、私も春から高校生なるのでとても親近感が湧いて思わずコメントしてしまいました! ぴのんさんの書く小説が大好きです応援しています (2023年3月27日 2時) (レス) id: 1b216480b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴのん | 作者ホームページ:読者の皆様が大好きです
作成日時:2023年3月17日 16時