秘書の1日 咲良side ページ13
04時30分
目覚まし無しでむくりと起き上がる。
おはようございます。
朱桜家に来て早10年。
今更ですが、私の1日を紹介したいと思います。
…誰に話してるんだろう。
まあいいや。
起きた途端…
いや、寝ている間も私は仕事をしています。
私の最大の任務は司様をお守りすること。
常に司様のバイタリティの異常に気づけるように、
手首に電気を流す機会を取り付け、司様に何かあったら直ぐに電流が流れるようにし、自分を叩き起こしている。
…正直怖いが。
このお陰で寝ている間も安心して?眠れる。
目覚めて3分で身支度をし、部屋を出る。
いつもの場所に行く前に台所へ寄って、前日に仕込んでおいた今日の朝食を持って行く。
04時37分
いつもの場所に到着。
朝食を取りながら、1日のスケジュールの確認と書類の整理。
司様に言うことをメモしておく。
05時00分
司様起床。
司様の部屋に向かう。
05時05分
咲良「失礼します。」
司様と打ち合わせが始まる。
このパジャマ姿の貴重な司様を拝むのは、毎日の楽しみでもある。
司「…ああ、おはようAさん」
ベットに座っている司様に、今日の日程を叩き込む。
咲良「今日は3時から華御名様の方からお電話です。もし難しければ私が対応しますが、大丈夫ですか?」
司「うん、大丈夫」
咲良「わかりました。今ある書類の整理は私がやっておきますので、帰りにご確認をお願いします。今日は8時に東条様の来客となっています。7時にはお迎えに上がりますので。」
司「わかった。早めに行く」
咲良「それと、この書類にサインをお願いします。昨日言っていた引き継ぎです。」
司「………はい。いいよ」
咲良「ありがとうございます。日程は以上です」
司「うん、ありがとう」
ベットから立ち上がった。
着替えるご様子です。
咲良「それでは、また車で」
部屋を出る。
毎日この時間が05時12分
司様が家を出るのは07時42分。
この間の02時間30分、
この時間が勝負になる。
137人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
作者 - 返信が遅れて申し訳ありません!コメントありがとうございます。これからも読んで頂けると嬉しいです! (2020年11月11日 19時) (レス) id: f8e0d16eb6 (このIDを非表示/違反報告)
やばい - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年11月2日 12時) (レス) id: 56e322455b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2020年8月30日 18時