一五九試合目 ページ20
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タコ焼きパーティーの支度をしている間、夏は洋一の真似をした。秀一がぐずったらぬいぐるみを揺らし、洋一が秀一を私に預け授乳をし始めたら洋一に渡し授乳しろと命令した。
洋一は流石に恥ずかしいらしく、秀一の授乳を終えると私にぬいぐるみを渡し秀一を抱っこし優しく背中を叩きゲップを促す。
夏はジッと私を見るので、授乳をあげる真似をする。そして私からぬいぐるみを奪うと洋一が秀一にしたみたいに背中をトントン叩く。
「おねんね、ねんね」
どうやら夏は背中を叩いているのは寝かせるためと思っているらしい。けど洋一は夏にメロメロで、可愛いなぁと顔をにやけさせ夏の頭を撫でる。
「ただいま」
義母の声がするや否や、夏は玄関に向かう。後から洋一と追いかけると洋一の肩越しに御幸君の姿が見える。
「かずぅ〜」
「よう夏、今日も可愛いな」
「かずは格好いいねぇ」
恒例と化した夏と御幸君のやりとりだけど洋一は気に入らないらしく夏に言う。
「パパの方が格好いいだろ？」
「うん。パパの方が好き」
ムギュウと洋一に抱き着く夏。義母は通り過ぎながら洋一に「今だけよ」と忠告する。その忠告を聞くなり洋一は抱き着く娘を片腕で抱きしめる。
「そんな事ないよな？」
「夏、パパとけっこんする」
「あぁ、しような。パパと結婚」
「幼稚園に行ったら好きな人の一人や二人出来るって」
御幸君の言葉に洋一は噛みつく。
「出来ねえよ！」
「夏は好きな男の子のお友達いる？」
私がそう聞くと夏はきょとんとした顔を見せる。暫し考えた後、コテンと首を傾ける。まだ好きとか分かんないかな？
そう思っていると夏があのねと口を開いた。
「…ういちくん」
「え？だぁれ？」
「洋一君か？」
俺だろ？と洋一が自分を指差す。と、夏は洋一を見上げ首を左右に振った。
「こういちくん」
「誰だよ！」
「倉持、乙」
「うぜぇ」
「可愛い。ねぇ夏、こういち君のどこが好き？」
「一緒にあそんでくれるとこ」
「そっかぁ。嬉しいね」
「うん！」
「ほらほら、みんな。そんなとこで立ち話してないでいらっしゃい」
義母に言われ私達はリビングの方向へ。洋一の腕の中で秀一はまた御幸君のメガネに向けて手を伸ばしていた。やはりメガネには興味津々らしい。
「秀一、メガネ壊してやれ」
「ちょ、コンタクト持ってきてないから勘弁」
なんやかんやでやっぱり二人は仲が良い。
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豆腐戦士(プロフ) - shinox2さん» 秀一大きくなりました(笑)ズリバイしてハイハイしてつかまり立ちして歩くようになるんですね…。そう考えると何だか寂しくなってきました。秀一の成長はゆっくり書こう(*´ω`*) (2017年4月13日 0時) (
レス) id: 74fa4ef45e (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - やだ〜♪秀ちゃん大きくなったのね〜って、親戚のおばちゃん気分でした。これからズリバイとか始めると可愛いですよ。うちの子はなぜか前進せず後退してました。えりさん同様懐かしいです(^-^) (2017年4月11日 17時) (レス) id: 2f52f37027 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐戦士(プロフ) - えりさん» えりさん、お久しぶりです( ´艸｀)寝返り打てなくて怒ってる！可愛い！ってなって書きました。親戚の子の話なんですけどね(笑)私の作品でお子さんの小さい頃を思い出して頂いて嬉しいです。常に子育ての良いとこ、悪いとこと書いていこうと思ってます！ (2017年4月11日 16時) (レス) id: 74fa4ef45e (このIDを非表示/違反報告)
えり - 中2なった娘と口喧嘩する様になったりして疲れた時豆腐戦士さんの夏ちゃんや秀くんみてて小さい時思い出させてもらってますょ。ありがとうって伝えたくて…。 (2017年4月10日 21時) (レス) id: 4c6f302957 (このIDを非表示/違反報告)
えり - お久しぶりです☆* 夏ちゃんすっかりお姉ちゃんなって…（ ; ; ）←どこのオバちゃんやw 娘も寝返り壁際で動けんなってブゥブゥ怒ってました（笑）懐かしいです。 (2017年4月10日 21時) (レス) id: 4c6f302957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐戦士
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年12月10日 14時
