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都内にある春市くんのアパートに一晩泊まり、翌日から亮介さんの実家で過ごすことになった。
亮介さんは早速、職探し。春市くんは仕事なので一人で神奈川に向かう。
「駅まで行けば母さんが居るって。本当に一人で大丈夫？」
「もう、子どもじゃないんだから」
「だって葉瑠さん、しっかりしてるようでちょっと抜けたとこあるし」
不満を表す為、ぷうっと頬を膨らませる。ごめんと平謝りする春市くんには、不満しか感じない。
と、亮介さんからLINEを通じてメッセージが来る。見れば春市くん同様、ちゃんと一人で行ける？と心配された。
『お義母さんが迎えに来てくれるから大丈夫です』
そう返信すると、すぐ亮介さんからメッセージが来る。
『葉瑠、抜けてるからね』
(亮介さんも、同じこと言って…)
「やっぱり春市くんと亮介さん、そっくり」
「まぁ、同じ人を好きになるしね」
ますます私は頬を膨らませる。むすっとした表情を浮かべながら、家を出るスーツ姿の春市くんを見送る。
「合い鍵はポストにいれておいて」
「分かった。ありがとう」
一晩、泊めて貰ったお礼に、掃除をしてご飯を作る。冷蔵庫にご飯を入れて、机にメモを残す。
そうこうしているうちに時間が過ぎていく。もう駅に向かってもラッシュには合わないだろうと判断して、家を出る。少ない荷物と鍵を手にして。
(神奈川か、この前行けなかった赤レンガ倉庫に行きたいな)
勘当されたこの状況で、神奈川行きを楽しむなんて不謹慎かもしれないけれど、今までずっと父親に従って生きてきた私にとって、父に反抗したことが凄く新鮮だった。
そして楽しいとも感じた。亮介さんとの愛も、感じることが出来た。
鍵を閉め、階段を降りる。ポストは１階のエントランス部分にある。部屋番号を心の中で唱えながら、沢山あるポストの中から目的の物を探す。
「葉瑠さん」
名前を呼ばれ、振り向く。と、その瞬間、世界が反転し目の前が真っ暗になり、私は意識を手放した。
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豆腐戦士(プロフ) - マヒロさん» マヒロさん、コメントありがとうございます！私の駄作品を読んで頂いたそうで、大変嬉しいです(^^)御幸くんの小説については本当にお待たせします。まだ書いている作品があるので。ご理解頂けると幸いです(^^)今後ともよろしくお願い致します！ (2017年8月1日 18時) (
レス) id: 74fa4ef45e (このIDを非表示/違反報告)
マヒロ - すごい嬉しかったです！お忙しいとは思いますが頑張ってください。楽しみにしています！(途中で切れてしまいすみません！) (2017年7月31日 22時) (レス) id: 97c48ff0e2 (このIDを非表示/違反報告)
マヒロ - 長文､失礼します！ダイヤの小説全部読みました。僕のお気に入りもパシリになる小説で、御幸くんつらいなぁ…と僕まで悲しい気持ちになりました。ここにあったコメ読んだときに御幸くんの高校生の話から見れると書いてあり、御幸くんに幸せになって欲しかったので (2017年7月31日 22時) (レス) id: 97c48ff0e2 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐戦士(プロフ) - ココアさん» 倉持くんのプロ野球の話で主人公の性格を変えたのは、おしとやかさより母親を全面に出したいと思ったので(汗)分かりました。御幸の話では性格変えずに書きますね。ご意見ありがとうございます。今後も作品共々よろしくお願いします(*´ω`*) (2017年7月23日 22時) (レス) id: 74fa4ef45e (このIDを非表示/違反報告)
ココア - もし悩まれたらこの意見を思い出していただければいいなと思います！豆腐戦士さんが連載されるのを心待ちにして待ってます！他の作品も頑張ってください！いつまでも応援していますね！ (2017年7月22日 19時) (レス) id: 02b943e900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐戦士
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年10月22日 15時
