ただただ寝たいだけなのに ページ23
ーーーーA視点ーーーー
「はぁ…眠い、眠すぎる……」
組合の事もあり、事務作業がたくさん溜まっていた。
「普段一緒に事務作業を嫌がらずに
やってくれる国木田さんもずっと会議で忙しそうだし…」
それでも仕事をしなければならない。
もはや地獄だわ。
まぁ話によると組合の二人の内、
ルーシーとかいう子は敦君と戦って以来行方不明。
もう一人はポートマフィアに殺されたらしい。
やはりポートマフィアも動いてきたようね。
「A〜っ!」
ゴッ
「痛っ…急になによ治……
今から仮眠室でゆっくりするとこなのに…」
なんで朝っぱらから抱き着いてくるのよ…!
「どうやらお疲れのようだねぇ…よしっ!」
そういいながら治は私を持ち上げた。
そう、お姫様抱っこという奴だ。
「ちょ、ちょっと!なにしてるのよ!?」
「?疲れてるんでしょ?」
いや疲れてるけれども!
そうはならないでしょっ!
「一人で行けるからっ!下ろして頂戴!」
「まぁまぁ落ち着きなって。このまま仮眠室まで連れてってあげるよ!」
何を言っても無駄かしら…
もういいわ、疲れた。
いつの間にか私は眠っていた。
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作者名:すばり x他1人 | 作成日時:2023年10月20日 1時