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何で今日も今日とて邪魔をするのよ ページ19

ーーーーA視点ーーーー

「おはようございます。」

ガタン

「え、あ、えぇ!?」

急に物が落ちたと思ったら
どうやら敦くんが持っていたファイルを落としてしまったようだ。

「ほ、ほんとに帰ってくるなんて……」

「ポートマフィアにさらわれた。
 たしか、髪を二つ結びにして着物を着た少女で……」

……これは夢かしら

目の前に居るのは
ついこのまえ私と治をさらった張本人である。

「……貴方……」

「……」

「ち、違います!氷乃さん!彼女は鏡花ちゃんといって、」

「もともとポートマフィアの暗殺者でしょう?
さらわれた時、ついでに色々調べてきたのよ。」

にしても、本当に静かな子ね。
姿を確認するまで分からなかったわ。

さて、問題はあの馬鹿が来るかどうか

「敦くん、治は来ているかしら?」

「え、来てませんけど……」

本当、なんなのあいつは。
どうして今日も今日とて邪魔をするのかしら……

「はぁ……
敦くん、国木田さんには私は治を呼びに行ったと伝えて。」

「は、はい……」

本当いい加減にしてほしいわ。

「……?」

探偵社をあとにする前に
ちらりと見覚えのない花が見えた。
あんな花、生けていたかしら?

まぁともかく、治を呼びに行かなければ。








* * * *








「入るわよ、って………」

扉を開けるととんでもなく酒の臭いが充満していた。
そして目の前には布団に寝転がり、本を読んでいる治と大量の酒瓶があった。

「やぁA!まさか私に会いに来てくれたのかい?飲む?」

「違うし飲まないしやぁじゃないわよ。
せっかくポートマフィアから出られたんだから仕事して。」

「えぇ〜」

何が「えぇ〜」よ。
ほんとこの男は……

「じゃあ、一個だけ願い事叶えてくれないかい?」

「どうでもいいことなら叶えないわよ。」

ニッコリと治は笑ったあと、
いきなり私の腕を掴んで引き寄せた。

「ッ!」

「今日は此の儘一緒に居てよ。」

耳元で囁かれる。
コイツ………
私は治の腹に思い切りパンチを食らわせた。

「痛ッ!?」

「もういい」

私は其の儘治の部屋を後にした。

「ちょっとA〜
私が悪かったから〜」

どうせ何時か来るでしょうしもういいわ。





「(恥ずかしくなって顔が真っ赤になってるAも可愛かったなぁ……)」


 





 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

少し休みます!
(最近多忙なのとアイデアに行き詰まってます…)

必ず帰ってくるのでその時は暖かく迎えてください!!

※作者からの連絡、できれば見て→←この花束を君に捧げる



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設定タグ:文豪ストレイドックス , 太宰治 , 文スト   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:すばり x他1人 | 作成日時:2023年10月20日 1時

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