ガスマスク少女。

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次の日。









登校して、皆にメイクをした顔を褒められて、そんなに変わらない一日を過ごす。







変わったといえば……









「 おいエース、そこの席譲れよ〜 」


「 監督生も1日くらい他のとこ座ったらどうだ？ 」








なんて、席争いが起こっていることくらい。




……前は私の隣なんか、ガスマスクが気味悪いだとか、音がうるさいとかで近づかなかったくせに…！！








『 ちょっと皆！？ 』



「 ん？なになに？？ 」






私がバン！と効果音がつきそうなくらいに立ち上がって皆に声を上げる。


でもそんな事はお構い無しに、私にニコニコと微笑んでくる始末。









あ〜〜〜もうっ







『 …私の為に争わないで♡ 』







ハートが付く勢いで言うと、その場に居た全員が




「 やっぱAは変わんねえ… 」
「 あんな場面であんなこと言うやつAだけだぜ… 」



なんてぶつくさ言いながら席に戻っていく。









……ほらね！皆興味があるのなんてちょっとした好奇心みたいなもので…









『 ……はあ、 』






ﾃﾞｭｰｽ「 ……… 」










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