嫌な記憶 ページ38
私は "もういいよ。私たち別れよう" と言った。
すると彼は "ふざけんな。お前みたいなしょうもねー女を今まで相手にしてやったのに" と激昴した。
"俺に感謝はないのか" 、 "今までのお前の鬱陶しいお節介にも耐えてやった" と言われた。
私はもう限界で、"私と別れたら生活できなくなるのが嫌なんでしょ" と言った。
すると彼は───────────
・
・
・
・
『彼は…私を壁に押し付けて…っ』
体が震え、呼吸が荒くなる。
『顔を…っ殴っ…──────────』
相葉さんが、私を抱きしめる。
雅紀「もういいよ…！十分だから…っ」
『相葉さん…っ』
涙が溢れる。
雅紀「痛かったよね…っ辛かったよね…っ」
相葉さんも泣いていた。
『でも…っ、最後まで話したいんです…っ』
櫻井さんが相葉さんの肩をポンポン、と叩く。
相葉さんが離れる。
『…それから彼の家を飛び出して、しばらく友達の家に居候させてもらっていました』
翔「そっか、安全な場所があってよかった」
『でも、いつか彼がここに来るんじゃないか、友達にまで何かあったらと思うと気が気じゃありませんでした…』
智「…その彼は今何をしてるの？」
『私が友達の家に居候してしばらく経ったあと、交際中の女性に暴力を振るって捕まりました…私も警察に事情聴取されました。今は刑務所に入っています』
私は声を震わせる。
『…もう、あんなこと全て忘れてしまいたい。友達にもこれ以上は迷惑をかけられないと思い、友達の家を出て、ここに…』
潤「よく耐えたよ…辛かったね」
私は首を振る。
『ずっとずっと、辛くて苦しかったですけど…皆さんが、とてもよくしてくださったおかげです…だんだん、嫌な記憶も思い出さないようになっていたし、何よりここでの日々が楽しくて…』
和也「…ばっかじゃねーの」
今まで静かに聞いていた二宮さんが声を発した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 693人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ayane(プロフ) - 瑠那さん» 初めまして！ありがとうございます！翔潤のどちらかですか！参考にしておきます(笑) (2019年7月5日 22時) (
レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
瑠那(プロフ) - 初めまして。とても面白い作品だと思います。潤君か翔くんのどちらかで恋仲になってくれたら嬉しいです（笑） (2019年7月5日 18時) (レス) id: c736a15f01 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - chamiN614さん» 初めまして！そう言っていただけて嬉しいです(；；)がんばります！ (2019年7月4日 20時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
chamiN614(プロフ) - はじめまして^_^とっても面白い作品です(≧∀≦)続きが早く読みたいです！！ (2019年7月4日 18時) (レス) id: d892573298 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - Yuriさん» 初めまして！ありがとうございます！更新頑張ります(笑) (2019年6月28日 7時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ayane
| 作成日時：2019年6月25日 22時
