天人五衰の目的 ページ15
「……嘘だろ」
バゴッ
立原がそう言った時にはもう、カジノ周辺を飛んでいた無人航空機が突っ込んできていた
「(金属操作でも止めきれねえ…これは、死------)！！」
「
そう言って、大倉が立原を庇う様に立つ
そして、
ドンッ
大倉は異能も使い、速度もある無人航空機を両手で受け止めた
バキバキ
音を立て、大倉の足場が崩れていく
「おォああああらあああア！！」
凄まじい轟音に当然ながら客達は驚きを露にする
無人航空機を受け止めた大倉に立原が駆け寄ると、
「かかか…儂に相撲勝負を挑もうとは愚かな…飛行機…じゃ」
大倉は笑みを浮かべてそう言った
「連中の目的は…」
立原がそこまで言うと
ガコン
無人航空機の中から、大量の硬貨に偽装された爆弾が出てきた
「嘘だろ…そこまでやるかよ」
ドガァン
爆弾は一気に爆発し、無人航空機と共に空に散っていった
立原が爆発の衝撃で空いた穴を覗くと、片足だけでぶら下がっている大倉が居た
立原が大倉を引き上げると
「あの世の端が見えたわ」
大倉は仁王立ちでそう言った
「それ程に敵は俺達の口を封じたかった訳か…」
そして、立原はテロリストの目的を大倉に説明した
カジノで使われる硬貨に偽装された爆弾は、客が何も知らずに持ち帰り、経済流通により世界中に散らばる
頃合いを見計らって爆破させれば、世界中で同時にテロを起こすことが出来る
尚且つ人は必ず、金を肌身離さず持ち歩いている
テロリストの標的はカジノではなく、カジノ自体がテロリストなのだとこのとき大倉達は理解した
その四時間前
敦達は既に天人五衰の目的を知らされていた
「お金を爆弾にして人を殺すなんて…」
敦は驚いていた
「この程度なら可愛いものです……第二の爆発に比べれば」
「……？」
「真の爆発は、その後に来る
田山は静かにそう言った
ｰｰｰｰｰ
文豪ストレイドッグス74話の内容です
単行本の方はすみません
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱鷺の砂 - 夏休み期間なので少し更新速度が上がります (2019年7月22日 22時) (
レス) id: 137c29396a (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 誤字脱字などありましたら教えて下さい また、作中で分からないこと、分かりにくかったことなどもありましたら教えて頂けると幸いです 他にも、作品やキャラクターについての質問等も受け付けています これからもよろしくお願いします！ (2019年6月28日 18時) (レス) id: 4484823ae6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朱鷺の砂 | 作成日時：2019年5月19日 7時
