超生物と傀儡師 ページ44
「盗み聞きかい?……標的(ターゲット)」
呆れたような口調で、病室の戸の方に視線を向けて、Aはそう言った
「何時から気付いていたんですか?」
そう言って病室に入ってきたのは、殺せんせー
「さぁね」
Aが誤魔化すようにそう言うと
「………」
殺せんせーは理事長に見せた5枚の写真に視線を落とした
「ねぇ、一つ聞いてもいい?」
写真を凝視している殺せんせーにAはそう言った
「良いですよ……先生に答えられることであれば…」
「人体実験は辛かった?」
Aの言葉で空間が凍り付いたようになった
「………何故、その事を知っている…!?」
殺せんせーは驚きと怒りを露にしていた
「情報屋なんで」
怒りを露にする殺せんせーに対し、臆することなく、Aはそう言った
そして、Aは何時もしている襟巻き(マフラー)を取った(・・・)
決して、人前で取ろうとしない、あの襟巻きを
露になる首筋
Aの青白い肌にくっきりと残るその刻印は、嫌でも目に付くほど
「云ったよね……貴方とは別の意味で生身の人間じゃないって……」
そう言って首筋の刻印を見せる
「…………」
殺せんせーは何も言わなかった
それが何を意味するのか、判ったようだった
「何処にでもいるんだね……最強の “化物„ を創ろうとする怒阿呆」
淡々とAは言った
「……経験上、否定は出来ません」
「もし、本当に神という存在があるのなら、殺したいほど憎いね」
Aは寝台に腰掛け、殺せんせーを見てそう言った
「何故?」
「人間に、異能力なんて力は必要ない……
勿論、貴方のその馬鹿げた速さ(スピード)と触手もね
人間は、弱くて脆いからこそ死を恐れ、生に貪欲だ……そうでなければならない
私は、そういう世界に生まれたかった」
そう言ったAの青い瞳は感情が入り乱れ、何時も以上に青く、深い闇を宿していた
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朱鷺の砂 - 彩さん» リクエスト、ありがとうございます! 家庭教師ヒットマンREBORNとのコラボですね、了解です!(話数が足りないのでこの作品の続編に書く予定です 公開まで時間が掛かります すみません) (2019年4月3日 17時) (レス) id: 137c29396a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - リクエストで家庭教師ヒットマンREBORNをコラボできたらして欲しいです!お願いします!できるなら楽しみにしています! (2019年4月2日 18時) (レス) id: 30a946bee5 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 朱鷺の砂さん» コメント返してくださってありがとうございます!リクエストは今のところは思い付かないので思い付いたら即コメントしますね!! 最後に一言→ チェスとか将棋出きるひとすげ(´-ω-`) (2019年1月14日 22時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 猫好きさん» 壁ドンを書くのは私の得意分野ですので! リクエスト等あったらお願いします! (2019年1月12日 9時) (レス) id: c2940fbcc7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 壁ドンリクエストした人ナイス!!!!!!!!!!!! (2019年1月11日 23時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2018年11月25日 22時