第２５章・緋色の記憶 ページ26
殺し屋であった時の記憶の中には、弟への愛情が哀しくなる程溢れていた。
其れで人を殺したのか？と言われれば何も言えないが、其れでも冷静に考えて見たらそうなのだ。
実際、子供が自分と１つ下の子供を養う為には莫大な費用が掛かる。
食事代初め、人並みに学校も行かせていたようだし、其の記憶は弟が中学の前半までであった。
故に、その他諸々含め可成りの費用を要して居た筈である。
其れを考慮して考えると、そんな子供に其処までの金を稼ぐ技量はない。
其れこそ特殊な職業で無ければ不可能だ。
どれだけ切り詰めたって、子供の稼ぐ小遣い程度じゃ意味を為さない。
芸能方面等で資金を稼ぐか。
此の魔都横浜に於いては、殺し屋始め闇の職に就くかだ。
そして、彼女の蛇の力や異能を考えると、示された道は１つだけ。
この都市の暗部に身を浸し、血を被る他ない。
「………今回の敵は、何か過去の憎悪系統で関係があるんでしょうか？」
敦君が訊く。
「…多分。けど、そうじゃないとも思ってる…」
少し帰省してた、と取り出したのは本の様なもの。
机に出された其れを、開く許可を得て僕は開いた。
古い本の様な表紙を捲ると、１ページ目には流れる様な異国語でこうあった。
[ＤＩＡＲＹ]。
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影宮緋月 - アリーチェさん» 有難う御座います！少し流離の旅に出て居て来て無くて済みません。更新頑張らせて頂きます！ (2018年2月8日 16時) (
レス) id: e17908aa70 (このIDを非表示/違反報告)
アリーチェ - 始めまして！すっごく面白くて最初から全部通していっきに見ちゃいました。更新頑張ってください、応援しています！ (2018年1月30日 0時) (レス) id: d9a43b9adb (このIDを非表示/違反報告)
影宮緋月 - ゆうりんさん» えッ？お、面白い何て…こんな駄作に有難う御座います！更新、させて頂きますね！ (2018年1月5日 14時) (レス) id: e17908aa70 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん - とても面白かったです(* ´ ▽ ` *) (2018年1月5日 8時) (レス) id: dbb2dd845b (このIDを非表示/違反報告)
影宮緋月 - キラーさん» いえいえそんな。本当に嬉しかったです。全然下手じゃ無いし…絵が下手な作者は辛いです。正直な感想です、本当に。更新させて頂きますね！ (2017年12月20日 17時) (レス) id: e17908aa70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影宮緋月 | 作成日時：2017年11月20日 19時
