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67.オ湯ノ中ハ ページ31
Tシャツを脱げば嫌でも思い出す
二宮せんせーのオトコの顔。
忘れろ！
忘れるんだA！！
と、思っても翔さんに対する罪悪感で
そんな簡単には忘れられるわけもなく…
湯船に顔を沈める。
ブクブク…
お湯の中はいいです。
何も見えない。
何も聞こえない。
「……からな。」
何も見えない。
何も聞こえない。
「…てんの？」
何か…聞こえる？
「聞いてんのか！？」
えっ！？
しょ、翔さん！？
「ぶッはーー！！！」
勢いよくお湯の中から飛び出したら
何故かいる。
この浴室に。
旦那様が！
「ぎゃっ！！！！
なんで！？なんでいるんですか！？」
…と言っても翔さんはちゃんと服を着ていて
裸なのは私だけっていう辱めを受けている状態。
「外から声掛けても返事ないから。」
「す、すいませんでした！
ででででも、出てって貰っていいですか！？」
んもーーーー！
恥ずかしすぎるんですけど！！
「わかったな？
ちゃんと着替え用意しといたから
それに着替えろよ？」
「はぁ…？？？」
それだけ言って翔さんは
浴室から出て行った。
着替え…？？
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作者名：ミイチゴ
| 作成日時：2015年7月10日 22時
