49.太陽ノ様ナメンズ ページ13
覗いた先には2人の男性。
「うっめぇーー！！
櫻井課長の奥さんの麻婆豆腐！
マジでうちの母ちゃんの麻婆豆腐並み！！」
え？え？
嘘！？
本当に！！！
お母さんのレベルが分かんないですけど。
う、嬉しい！！
てかこの人…。
「マザコンかよ。
しかし…今日は奇跡が起きたな。」
うっそ！？
櫻井さんも褒めてる！？
ん？褒められてるの？
って、すごい食べてる！
「ゔわぁぁぁぁぁん！！
サグライさぁぁぁぁぁん！！」
思わず嬉しくて
飛び出してしまった。
帰ってきてくれたこと。
美味しそうに麻婆豆腐を食べてくれてること。
"アイバチャン"が…
男の人だったってこと。
「え"っ！？櫻井課長の奥さん！？」
「ん、そう。
変なヤツだろ？」
「アイバチャンさんですね！？
初めまして！
櫻井さんの妻の櫻井Aです！」
そう言うとアイバチャンさんは
キョットーンとしてから
急に笑い出す。
「ぅはははは！
櫻井課長の奥さんの櫻井さんね！？
よろしくね！
俺は部下のアイバチャンこと相葉雅紀！」
アイバチャンさんは
目尻にシワをよせ
キレイな歯を見せて笑う
まさに太陽のような笑顔の持ち主だった。
栗ガールじゃなくて
サンシャインボーイ！
「おい、相葉。
俺の奥さんに謝れよ…。」
「ゔっ！！！そうでした！」
「え？何か？」
「コイツが邪魔しなかったら
俺たちあんなコトやそんなコトしてたのにな？」
プギャーーーーー！！！
人前でなんってことを！！！
ていうか止まってたじゃないですか！
止めたの…私ですけど。
口をパクパクさせていたら
櫻井さんはニタニタ笑う。
いつもの櫻井さんだ…。
なんてイケメンで器が大きいんだろ。
そんな旦那様にウットリしてたら
アイバチャンさんがミスドーナッツの箱を出し。
「ツマラナイものですが…
あの…
姫ハジメを邪魔してすみませんでした！！！」
なんて情報が筒抜けだった。
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作者名：ミイチゴ
| 作成日時：2015年7月10日 22時
