31.Monday ページ31
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ブーブーブーブーブーブー！！
毎朝鳴り響く嫌な音。
目覚まし時計を手探りで探し
何度目かのスヌーズでやっと身体を起こす。
月曜日…か。
はぁ…月曜日って何でこんなに憂鬱なんだろ。
ボサボサの頭のまま
テレビの天気予報と占いを見ながら
牛乳を浸したチョコクリスピー食べる。
モサモサと。
トリンドルの朝食はフルーツグラノーラらしい。
オシャレだな、トリンドルは。
低血圧の脳みそでポケーっとトリンドルの顔を思い浮かべる。
トリンドル…
またチョコレートアタックかけるのかな？
女子力高いし可愛いし明るい子だけど
サトチはトリンドルのこと何とも思ってないんだ。
トリンドルほどの女の子を何とも思わないなんて
サトチの理想はもっと高いのか…
なんなのか…
ゔーーん。
ま、どうでもいっか。
他人の色恋沙汰に首をつっこむなんて
野暮なことよ。
さっさと食べて出勤、出勤。
.
「おはよう！
今日もべっぴんさんだね。」
月曜日から元気なおっちゃん。
「月曜だよー。
1週間始まるよ。
ねぇ、おっちゃんさん。
何で月曜日なんて来るんだろうね？」
「そりゃ月曜が来なかったら
永遠に日曜が続くからだよ。」
「それでいいじゃん。
ずっと日曜日とか幸せパンチ。」
「でもそれだと毎日夕方6時にテレビを付けると
サザエさんがやってる地獄だよ？」
「うわ…。
それは嫌だ。
月曜日バンザイ。」
「マンデーバンザイ。」
「じゃあ今週も1週間頑張りましょうかね、
波平さん？」
「そそそ俺の頭は波平…って
バーコードより毛根減ってる！！」
「「ぶっふーーー！！！」」
おっちゃんと話してると
憂鬱な月曜日もいつもの月曜日に変わる。
いつも通り笑って別れようとした時。
「あ、そうそう。
今日大変みたいだね。」
悪夢の1日の始まりを告げられた。
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作者名：ミイチゴ
| 作成日時：2016年2月24日 22時
