【カゲプロ】目に残す彼はまさかのシンタローの親友【男主】その２

イケメンは全てこれで清算される ページ10

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「暑いぃ…………。」

『また始めに戻ってるぞ？休んでて良かったのによ…ほら。』

ユウキは一体どこに隠し持っていたのか、新品のコーラを俺に差し出した。

コイツのイケメンスキルは天性のものだろう…。


だがしかし、俺だってエネの脅しが無ければゆっくりと休んでいた。全てはあの疫病神のせいなのだ。

まさか二日連続で外に出るとは…。

「…お兄ちゃん、ホント見てるだけで暑苦しいんだけど。」

しかもモモは反抗期だし。←

「その服全然イケてないしさぁ…ねぇってば、聞いてるの？」

「はぁ…別に直接迷惑かけてないだろ？」

昔はお兄ちゃんお兄ちゃん、ってちょこまかして可愛いヤツだったのになぁ…。

「つーか…お前こそなんだよその服。バラエティーの罰ゲームみたいになってるぞ？」

「は、はぁっ!?」

鎖国パーカーに大江戸Ｔシャツ、そのセンスは異様そのものだ。

「この服のかわいさが分からないとか…お兄ちゃんやっぱりセンスないよ！ねぇユウキさん、この服かわいいですよね!?」

『えっ!?』

突然話題を振られたユウキは一瞬、焦りと動揺をみせる。

そして何も言わず無言で微笑んだ。

…イケメンは全てこれで清算される。

「ほらね！お兄ちゃんこそそのジャージ、芸人のヒッチハイク企画のつもり？どっかの農家の野菜の美味しさで号泣してきたら!?」

「う、うるせぇ！」

「ユウキさんのセンス見習いなよ！」

お前が見習え!!

無言でモモに返すイケメンスマイルなんかでは俺は騙されない→←file８,追想フォレスト＠シンタロー

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