file8,追想フォレスト@シンタロー ページ9
「ご主人、遊園地行くんですよ!ほら早く!」
エネがケータイの中を飛びまわる。
そう、エネの力を借りたあの時……
――終わったら遊園地、ですよ!?――
約束をしっかりとしてしまったのだ。
「デパート開いてるわけないだろ、テロ事件の翌日に営業してる店がどこにあるんだよ。」
『えぇっ、行きたいですー!ゆーうーえーんーちー!!』
どんだけ遊園地行きてえんだよ…。
すると隣にいたユウキがポン、と手を叩いた。
『そういえば前に報酬でもらった入場無料のコードがケータイに入ってんだけど…郊外のでよかったら行こうか、遊園地。』
「!!本当ですかよろず屋さん!?」
何がよろず屋さん、だ。さっきまでご友人さんとか言ってただろ。
「いいねぇ遊園地!キド、みんなで行かない?」
「それも悪くないな…じゃあ朝飯を食べたら最初の任務だ、全員で遊園地に行こう。」
ちょっと待て、どんな任務だそれは。
「つーか俺は行きたくねぇぞ…。」
久々の外出で疲れてんだ、もう少し寝せてくれよ。
「お兄ちゃん空気読めないよね…。」
おい、なんで俺はそんな目で見られるんだ。
『あぁ分かってる。お前はゆっくり寝てろよ、エネちゃんなら俺が面倒見るしさ。』
ユウキは笑顔を見せる。さすがは唯一無二の親友、分かってくれている。
「ご主人ご主人。」
「あ?」
手元のケータイでエネがひそひそと話し出した。
「なんだよ、##NAME3##が遊んでくれるって言ってんだろ?」
「私が一緒に遊ぶと約束したのはよろず屋さんじゃなくご主人です。ご主人が行かなきゃ意味がありません!」
面倒なヤツだ、このまま無視して俺はゆっくり……。
するとエネはさらに声をひそめ、
「ご主人…行かないっていうなら後で皆さんに恥ずかしい秘蔵フォルダ見せちゃいますよ…?」
悪魔のような笑みで俺に語りかけるのだった。
イケメンは全てこれで清算される→←コイツ、マジで抹殺してやろうか…。
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生クリィ〜ム - ちょwwww考えていることといっていることがwww違いますよwwwwwwww (2014年7月11日 21時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)
稀羅(プロフ) - 生クリィ〜ムさん» あれっ女神様がいる。よし、拝もう!!((← (ありがとうございます!!!!) (2014年7月10日 23時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
生クリィ〜ム - 本家の方も見ています!面白すぎるのでww (2014年7月10日 22時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺羅 | 作成日時:2014年7月10日 19時