無言でモモに返すイケメンスマイルなんかでは俺は騙されない ページ11
このまま言われっぱなしもしゃくだ、反撃してやろうじゃないか。
「お前な、知ってんだぞ…毎晩一人でゲームの実況プレイ観て笑ってんの!」
「いっ…!?」
その瞬間、モモは顔をひきつらせユウキは笑いを堪える。
「あたりめ食いながら部屋暗くして、おっさんかよ。」
「なっ、なんでそんなこと知ってるの!?」
「いやトイレ行くのにお前の部屋の前通っただけだよ、ドアも半開きでさ…あれ気持ち悪ぃよ。」
『くっ…ww』
ユウキはついに吹き出して笑ってしまった。
笑われた為かモモは顔を真っ赤にする。
「さ…最悪っ、信じらんない!!お兄ちゃんこそどうせ普段からイヤらしい画像ばっかみてるでしょ!?エネちゃん言ってたよ、"ご主人の 性 欲 にはリミットがないようで"って!!」
俺に雷の衝撃がはしった。
おいおい、これはヤバいって…。
「あ、ああーなるほど…それ変な広告クリックしちゃった時だろ?いやぁ間違いは誰にでもあるって!」
我ながらなんて上手い打開策だ、完璧じゃ――
「へぇ…一日に何度も間違えるんだ?"ご主人はその度にかなりの頻度でそわそわ部屋を出ていく"って言ってたんだけど…。」
――なかった。
ペラペラとしゃべりやがってあの疫病神…!
「そ、それは…!!」
とその時、
『まぁまぁモモちゃん。コイツも健全な男の子なんだぜ?』
ユウキが俺の肩に手を置いて口を挟んだ。
なんだ、何を言う気なんだコイツは。
『考えてみなよ、思春期真っ只中の十八歳…そんな感情くらい当然だろ?』
ちょっと待て、フォローにもなってないじゃないかそのセリフは。
「じゃあユウキさんはどうなんですか、お兄ちゃんと同じだとでも言うんですか?」
ユウキはよく俺に秘蔵画像になりうる画像を送ってくる。それも18指定では済まされないような画像だ。
無言でモモに返すイケメンスマイルなんかでは俺は騙されないぞ…!!
「楽しそうっすね三人とも!」
爽やかな笑い声が後ろから聞こえた。
「さすが兄妹と親友だけあって、ホント仲良しっすね!」
『ドヤァ…。』
何がドヤだ、お前何か親友らしいことしたか今も。
モモが鼻で笑っていたのは気のせいと思いたい→←イケメンは全てこれで清算される
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生クリィ〜ム - ちょwwww考えていることといっていることがwww違いますよwwwwwwww (2014年7月11日 21時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)
稀羅(プロフ) - 生クリィ〜ムさん» あれっ女神様がいる。よし、拝もう!!((← (ありがとうございます!!!!) (2014年7月10日 23時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
生クリィ〜ム - 本家の方も見ています!面白すぎるのでww (2014年7月10日 22時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺羅 | 作成日時:2014年7月10日 19時