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*** ページ19

『ども、助っ人の神野です♪』

「……お前、勉強出来んの?」

「シンタロー知らないの?神野くん補習の時いっつも満点なんだよ。」

すると如月は疑いの眼差しを向ける。


「あっ、信じてないでしょ?神野くん、この問題用紙解いてみせて!」

「ってそれ今やってた問題用紙だろ!他人にやらせるな!」

『りょーかーい。』

「お前も引き受けるな!!こっちの使え!!」


如月は問題用紙を俺から奪い取り、楯山さんの前に置いた。

そして別の問題用紙を俺に渡す。


「うぅ……シンタロー準備がいいねぇ…。」

「当たり前だ、お前の再テスト用に何枚も用意してあるからな。」

机の上にドサッと置かれる紙束。一体、どこから出したのか。


「うえぇ、こんなにするの?」

「言っとくけどお前全然進んでねぇからな!?昨日だって一問解くのに何時間もかけたんだぞ!?」


以外と如月のツッコミスキルはレベルが高い。


なんだ、全然冷たくなんかないじゃん。いつものクラスでのイメージからは想像出来ないな。


「大体いつもなぁ……、」

「はいはいすみませんでした、私が悪かったです〜。」

「だから!そういう事じゃなくて…。」

俺はしばらく二人の言い争いを見つめた。

他の連中より、面白いなって思った。


『まぁまぁ二人とも、いつまでたってもプリントが進まねぇぞ?さっさと済ませようぜ。』

「神野、お前はコイツの知力をわかってない!!」

『うん、まぁ言い争いでなんとなくレベル低いってのはわかったかな?』

「ええっ!!二人とも酷いよ!!」



冗談冗談!


そうやって笑い飛ばす。





たまには、こういうやつらと過ごすのも悪くない。





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sanguine - 全部読ませていただきました。ストーリー構成や内容など上手いですね。続き楽しみにしています! (2014年8月19日 10時) (携帯から) (レス) id: abe28fee4e (このIDを非表示/違反報告)
ルミカ - とても面白いです!!更新頑張ってください!! (2014年8月4日 11時) (レス) id: c5ff4717a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺羅 | 作成日時:2014年7月18日 11時

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