検索窓
今日:7 hit、昨日:9 hit、合計:33,424 hit

file16,カゲロウデイズ@シンタロー ページ8

「暑いぃぃ…。」

『シンタロー、気持ちはよくわかるが頑張れ。あとでコーラおごってやるから。』

隣を歩くユウキから励ましの言葉をもらう。

だが前方を歩く妹のモモには優しさのカケラも無い。

「ユウキさん、その人甘やかさなくていいですから!」

「そうですよご友人さん、全ては運動不足の塊であるご主人が悪いんです!」

『うん、二人共もう少し人権を尊重しようか?』

そうだ、コイツの優しさを見習ってくれ。

…とか言うと

"お兄ちゃんこそユウキさんを見習いなよ!"

とか、

"ご友人さんのイケメンスキルとご主人の童貞ヒキニートスキルじゃ雲泥の差です!"

なんて言われるだろうから我慢しよう。

「…ていうか、なんでお前らついて来たんだよ。」

『あ、もしかして一緒に行きたいとか?可愛いなぁモモちゃん。』

「変なこと言うと殴りますよ?」

『大丈夫、シンタロー背負って逃避するから。』

「おぉ頼もしいですね!ご主人も見習ってください!!」

結局言われるのかよ…。

『おっ自販機あるじゃん。俺、買ってくるけどモモちゃん何かいる?』

「あ、じゃあ"炭酸入りおしるこ"で!」

『………善処します。』

そんな訳わからない飲み物を頼まれたら誰でも戸惑うわ。

『シンタローはコーラだよな、行ってくる。』

「おう、サンキュ。」

ユウキはそれだけ言って少し離れた所にある自販機へと走っていった。

それにしても、ユウキにまで断られるとどうしようかと思ったがメロンパンを餌にしてよかった。

アイツは"アメちゃんあげるからおいで〜"なんていわれたらノコノコついて行くようなヤツだろう、注意が必要だ。

…だが、

「はぁ……お前らついて来なくてよかったのに…。」

この二人は来ていらない。
モモなんて行けと言っても行かなかったくせに。

「二人がヒキニートだからでしょ!ヒキニートが二人も外に出るとろくなことないんだから…!」

なんて言いようだ。

アイドルも大変だなぁ→←お前のネーミングセンスってなんなの?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

稀羅(プロフ) - 生クリィ〜ムさん» 更新早くできるよう頑張ってるのと、長く書きすぎて1ページじゃまとまらないんで分けてます笑笑 (2014年7月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
生クリィ〜ム - 更新はやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!! (2014年7月14日 21時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:綺羅 | 作成日時:2014年7月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。