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それは一番聴きたくない言葉 ページ4

『は、そんなの楽しいに決まってんだろ?』

口ではそう言っても、内心ではわかってる。

楽しいなんて……。

「楽しいなんて、思ったことないでしょ。」

『――!』

心を読まれているんじゃないかと思うほどに核心を突いてきた。

「それどころか、みんなのこと信じてないんでしょ?クラスだけじゃなく、先生とかも。

――――ちゃちで小さくて、嘘だらけな世界だなんて思ってる。そうでしょ?」

違うだなんて、言えない。

アヤノはきっと、わかっているから。

『あ、あのさ!もうこの話やめようぜ、俺の話なんてしたって意味無いだろ!?』

「意味はあるよ。でもそこまで言うなら…別の話にしようか。」


別の話?

不安な気持ちでアヤノを見ていると突然風景がガラリと変わる。

「私、なんでこんなことしたと思う?」





茜色の空。

吹きつける風。


そして、嫌みなくらい見晴らしのいい景色。



「サヨナラ、しようか。」

『――っ!』

それは一番聴きたくない言葉だった。

「シンタローによろしくね。」


待てよ、往かないでくれよ…。


「"ごめんね。"」

アヤノは俺に背を向けて歩く。

一歩ずつ、また一歩ずつ。

『アヤノ!!』

手前でアヤノは振り返る。

その見せた笑顔には涙が伝っている。

「やめろよ…とまれよ!」

笑顔で隠して泣くぐらいなら、



『やめてくれ!!』

そんな非現実的な話があるわけない→←だから嫌いなんだ



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稀羅(プロフ) - 生クリィ〜ムさん» 更新早くできるよう頑張ってるのと、長く書きすぎて1ページじゃまとまらないんで分けてます笑笑 (2014年7月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
生クリィ〜ム - 更新はやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!! (2014年7月14日 21時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺羅 | 作成日時:2014年7月13日 22時

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