検索窓
今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:33,420 hit

それもそうだ ページ20

「お、奥の手!?」

『あんまり使いたくないけど……ちょっと待ってて。』

ケータイを手に取り、ユウキさんはどこかに電話をしだす。

すると、

『おぉ悪いなこんな時間に!え?いや許してくれよ連絡くらいさぁ…。』

顔は変わらぬ表情のまま、声のトーンだけ変わって話し出した。

『お前今どこ居んの?…やっぱ夜遊びかよ懲りねぇなぁ〜…ん?いや行かねぇ、別用。』


そして本題に切り込んだ。

『外出歩いてんならさ聞きたいんだけど、小学生二人見てねぇか?……あぁ、俺の親戚なんだけどよ…。』


え?

親戚…じゃないよね?


なんでそんな嘘を……。

『………見た!?マジかよいつ、どこら辺!?…………オッケー、サンキュ!!』

!!

ヒヨリちゃん達、いたんだ…!

『………あぁ、ごめん考えとくわその辺。いや家の都合で忙しいからあまり外出れねぇんだよ。……じゃあな!』

通話を終了させるとユウキさんはため息を吐いた。

『ヒヨリちゃん達はこの辺に三十分くらい前にはいた。となると行動範囲は限られてくるからこの円の中だと思う。』

ディスプレイの一つに地図が表れ、赤い円が描かれる。


すごい……こんな短時間で絞りだすなんて…。


「仕事ってさっき、言ってましたよね?ユウキさんってヒキニートじゃなかったんですか…?」

『おいおい、俺をヒキニート扱いって…シンタローじゃないんだぞ?』

それもそうだ。←

「じゃあ一体……ユウキさんって何者ですか?」

『うーん…そうだね、強いて言えば………。』

パソコンの電源を落としながら、



『――――引きこもりのよろず屋、かな?』

薄暗い光が消えると共に言った。
end,

final19,奇策ヤード@モモ→←いやそういうことじゃなくて!!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

稀羅(プロフ) - 生クリィ〜ムさん» 更新早くできるよう頑張ってるのと、長く書きすぎて1ページじゃまとまらないんで分けてます笑笑 (2014年7月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
生クリィ〜ム - 更新はやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!! (2014年7月14日 21時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:綺羅 | 作成日時:2014年7月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。