いやそういうことじゃなくて!!! ページ19
『とりあえずあがって。』
「ってえぇ!?なんで鍵掛けてないんですか!!」
『そんなこといいから！今はヒヨリちゃん達優先だろ！』
―――――！
「ヒヨリちゃん…達？」
『小学生が一人で夜道を歩くわけないし、大人が一緒ならこんなことになるはずもない。』
暗い廊下をユウキさんは進みながら言った。
『おそらく、ヒビヤも一緒にいた。そう考えて間違いないと思うよ。』
「ヒビヤくんが…!?」
ふと、家の中の違和感に気づく。
この家、高校生(年齢だけ)がいる家族の部屋とは思えないほど妙に殺風景だ。
階段を上がり、手前の部屋の扉にユウキさんは手をかけた。
そして、
「――――!?」
視界に飛び込んできたのは一つの机を中心に広がる幾つものディスプレイ。
机上だけではなく、その上にも幾つか並べられていて座って作業するには首を痛めるんじやないのかと思う。
サイドテーブルには何かの本や紙の束が無造作に置いてあり、床にも何枚か散らばっていた。
『調べるからベッドの上にでも座ってて。』
たしかに床は座りようもない。
でも私は座らずにユウキさんの後ろ姿を見つめる。
「この部屋……何なんですか？」
『汚くて申し訳ない、明日は仕事が無ければキレイ。』
いやそういうことじゃなくて!!!
『…よし、検索開始っ！』
次の瞬間、たくさんのディスプレイが次々に写りだす。
何の情報かはわからないけれど、写し出しては消していく。
『……くそっ、有力情報無しかよ…！』
「ユウキさん…。」
ユウキさんは悔しそうに顔を歪めさせる。
しかし、
『奥の手、使うか…！』
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稀羅(プロフ) - 生クリィ〜ムさん» 更新早くできるよう頑張ってるのと、長く書きすぎて１ページじゃまとまらないんで分けてます笑笑 (2014年7月15日 18時) (携帯から) (
レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
生クリィ〜ム - 更新はやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！！！！ (2014年7月14日 21時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺羅 | 作成日時：2014年7月13日 22時
