お前も人のこと言えてなくね? ページ14
「あ、あの…ユウキさんもよかったら番号とか教えてもらえませんか…?」
『ん?いいよ全然。エネちゃん、ヒヨリちゃんのケータイに俺の番号送って。』
「了解です!ついでにご友人さんの秘蔵フォルダも送っておきますね!」
『ちょい待て。』
なんで君は知っているんだい、摩訶不思議電脳少女エネよ。
『そのフォルダは青少年にはあまりよろしくないから、ましてや女の子に送るなんてことはやめようか。じゃないと君を抹殺することになっちゃうよ?』
「それは俺も試みた、無理だ。どこにバックアップがあるかもわからねぇ。」
チッ!!!!
「まぁご主人とは違ってイケメンなので、そこに免じてやめといてあげましょう!」
「おい。」
ラッキー!!
なんかモモちゃんがドン引きしたような目で見てるけどな!!((泣
「また遊びましょ、ユウキさん!」
何も知らないヒヨリちゃんは純真無垢な瞳で俺に笑顔を向ける。
ヒビヤは睨んでいるんだろうな……。
ヒビヤをチラリとみると、意外にも俺の所に近づき小声で何かを言う。
「おじさん、そのフォルダっての…僕に送ってよ。」
………………………。
『…そうだな、ケータイは?』
「………無い。」
『じゃあヒビヤが中学生になってケータイ持って、俺を"おじさん"と呼ばなくなったら送ってやろう!』
「それ年齢的に早くね?」
『お前も人のこと言えてなくね?』
「わかった、ユウキ。」
あ、呼び捨てか!!
考えたなこのやろう!!
まぁ俺も大人だ、ここは許してやろうじゃないか。
「それじゃ私達こっちなんで…。」
「うん。……あっそうだ、ヒビヤくん!」
「………?」
ヒビヤは訝しげな顔でモモちゃんに近づく。
そして。
「――――!!よ、余計なこと言うなよおばさん!!!!///」
モモちゃんがヒビヤに何かを囁くと、ヒビヤは顔を真っ赤にさせて離れた。
「ふっふっふ……頑張れ、少年!」
『何話してんのかまったく検討つかないんだけど。』
「少なくともご主人やご友人さんの想像してるようないかがわしい会話でないことはたしかですね。」
『「してねぇよ。」』
俺はこの瞬間、シンタローと見事にシンクロしたのだった。
end,
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稀羅(プロフ) - 生クリィ〜ムさん» 更新早くできるよう頑張ってるのと、長く書きすぎて1ページじゃまとまらないんで分けてます笑笑 (2014年7月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 0a116ef314 (このIDを非表示/違反報告)
生クリィ〜ム - 更新はやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!! (2014年7月14日 21時) (レス) id: 4489838bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺羅 | 作成日時:2014年7月13日 22時