すとぷりの白色担当ちゃん

３９話〈にんじん〉 ページ40

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なんだよあいつ。人からもらったものをまずいなんて



いやにんじんまずいのは認めるけどさぁ

私もにんじん嫌いだし。



くっそ……



私も自分のスマホでLINEの画面を開いた。




Aジェルくん。




ジェルくんはい。




A一周まわってしね





こ「おまえやば」




『知らん。今からとりあえずジェルくんここに呼ぶ』



こ「いやなんで」




『罰だ。あいつに罰をあたえる』



こ「怖」



『うるさい吊るすぞ』




こ「え、急に機嫌悪くなってんじゃん」





『人様からの貰い物を……にんじんがまずいのは認めるけど』



こ「認めるんだ」



『嘘でもそこはうまいっていえよぉぉ！！』




こ「うるさ」




『……とりあえずころちゃん。ジェルくん呼んで』



こ「僕が？」


『うん。こっちはこっちで準備するから』



こ「…いいけど代わりに今度遊ぼ」


『いつも遊んでるじゃないかばっきゃろう。可愛いんだよそういうの』



こ「そうだったねごめん。じゃ、僕ジェルくんに連絡するね」



『よろ』




__________




ジェ「お邪魔しまぁす…」



こ「やあやあジェルくん。Aが呼んでたよ」



ジェ「…にんじん？」


こ「うん。さっ、入って入って」




ｶﾞﾁｬ



ジェ「A〜？」



『あ、ジェルくん。いらっしゃい』


ジェ「うん。あの、ごめん」



『謝っても無駄だ。お前には罰を受けてもらう』




ジェ「はい………」




『あはははっ！さあ、これを付けろ！』




ジェ「……え？」


『ん？』



私がジェルくんに渡したのは



ジェ「…………猫耳？」



『メンバーにジェルくんの猫耳姿晒してやるからな。さあ、洗面所貸してやるから鏡見て付けてこい！』



こ「くだらな」



ジェルくんは黙って洗面所に向かった



『このために私百均まで全力疾走していったんだ』


こ「お疲れさま」


『レジに商品持ってった時、店員さん若干引いてた』



こ「だろうね」




私はジェルくんが来るまでころちゃんと駄弁っていた




________




ジェ「A…付けたで〜…」



『おっ、きたきた』





いやぁ、ジェルくんのことだからきっと似合わn……






『くっそぉぉぉ！なんでそんなに似合ってんだよぉぉぉぉぉ！！』



ジェ「あ、似合ってる？マジ？」




ジェルくんなら絶対耳がついてた頃のドラえもんみたいになると思ってたのに！




なんで普通に似合ってんだよ！




こ「A………」

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