結婚式に推しさんがいた。【青】

3話 ページ4

ジッところんくんのアクキーを見つめる瑞希さん


どうしたんだろう



瑞「…葉月さんってこのキャラクター好きなんですか？」

『え？あ、はい』



瑞「そうなんですか、すいません、返しますね」


丁寧にアクキーを返して、どこかに行ってしまった瑞希さん


なんだったんだろう……


『……っはぁ、考えるのめんどくさいや。ジュース飲み過ぎたしトイレ行こ…』



⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯


いやー、マジでジュース飲み過ぎたな

大変大変。


なんてどうでもいいことを考えながら手を洗いトイレを出たとき



？「〜〜〜、〜〜」


『…？』



瑞希さんの話し声が聞こえた


私は無性に気になり申し訳ないが声がハッキリ聞こえるところまできた

どうやら電話をしているみたい



瑞希さんは声を抑えているようだが結構なハスキーボイスのため丸聞こえ。


瑞「本当だって、リスナーさんがいたんだよ…！僕のアクキー付けてたし……

しかも兄ちゃんの結婚相手の妹さんで、、どうしようなーくん…」





『……？！』ｶﾞﾀｯ

瑞「へ…？誰かいるの……！？」



私は驚きのあまり、バックを落としてしまった


なにやってんだ私…！


バックを拾い上げたときには瑞希さんはこっちに来ていてバッチリ目が合ってしまった


一瞬、ある歌が脳内に流れたがすぐに気を取り直した



『あ…ご、ごめんなさい……！！』


私は怖くなりその場から逃げ出してしまった


瑞「え、あ、ちょ…！まっ、待って！！なーくんごめん、切るね！」



私は瑞希さんの声を無視しお姉ちゃんの元へ向かった

4話→←2話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す