真紅の暴君 25話目 ページ3
エース「いーや言うね。そんなルールにしたがってタルトを捨てるなんてバカだって思うだろ。ふざけんなよ。」
デュース「俺もエースに賛成です。もちろん、るーるは守らなければならないものだとは、思いますが…さすがに突飛すぎる。」
こいし「私もエースとデュースに賛成♪」
ユウ「僕も。」
リドル「僕に口答えとはいい度胸がおありだね。いいかい。小さなルール違反が、大きな問題に繋がるんだ。」
貴「タルトがどう問題に繋がると？」
エース「他の奴らも、魔法封じられるのが怖くて言い出せないけどこんなのおかしいとおもってるんだろ!?」
ハーツラビュル寮生「いや、僕達は…」
リドル「へえ、そうなのかい？」
ハーツラビュル寮生「と、とんでもありません、寮長。全ては寮長のご決断次第です！」
リドル寮長が居ない時には色々言うくせに本人を前に言えないのね。バカみたい。こんなルールに従ってるリドル寮長も、それを否定出来ない寮生も。
エース「ﾁｯ…日和やがって。ダッセー。」
リドル「ボクが寮長になって１年。ハーツラビュル寮からは１人の留年者・退学者も出していない。これは全寮内でハーツラビュルだけだ。この寮の中でボクが一番成績が優秀で、一番強い。だからボクが一番正しい！口答えせず、ボクに従っていれば間違いないんだ」
デュース「そんな…。」
リドル「ボクだって、やりたくて首をはねているわけじゃない。お前達がルールを破るからいけないんじゃないか」
トレイ「………」
リドル「ボクに従えないのなら、まとめて首をはねてやる！」
ケイト「みんな、ほら��はい、寮長��って言って」
貴「絶対いや。」
デュース「……言えません。」
ユウ「自分も。」
こいし「絶対に言わない♪」
エース「こんなワガママな暴君、こっちから願い下げだ！」
リドル「今、なんて言った？」
グリム「オマエはおこりんぼでワガママで食べ物を粗末にする暴君って言ったんだゾ！」
貴「おいグリム、話を盛るのは止めて、ややこしくなる。」
リドル「オフ・ウィズ・ユアヘッド！」
グリム／デュース「うわあああ！」
貴／こいし「ｯｯ」
グリム「ぐえぇ。」
デュース「くそっ、外れない！」
こいし「これ以外に重い…」
貴「……」
リドル「トレイ、ケイト！此奴らをつまみ出せ！」
ケイト／トレイ「………。はい、寮長。」
デュース「せ、先輩達!?」
ケイト「ごめんねー、オレ達寮長には逆らえないからさ☆」
トレイ「……悪いな」
続く！
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作者名：星猫 x他1人 | 作成日時：2021年4月3日 18時
