立花彩の秘密〈完〉

上木さんにご報告 ページ40

「で、コレはどうする？やっぱマスコミか？？？」

「まぁ、今回は違法なこと何もしていないしいいけど…。」

「でも、今更って感じよねぇ。」

「だな。KZはもう社会貢献活動会でいいんじゃないか。」

「賛成。」

「右に同じく。」

「お前ら！？！？せっかく目立てるチャンスなんだぞ…！！！コレを逃すというのか！？」

「いや、僕達目立つためにやってるわけじゃないんだけど…。」

「今回も匿名で警察に送りつけるって感じでいいんじゃね？」

「ふざけるな！？なんのために頑張ったと思っている！！！もういい。知らん！！！！！！！！」

「あーあ、若武が拗ねた。」

「すぐ戻るさ。」

みんな若武の扱いが雑だなぁ。ちょっと可哀想かも。

「まぁ、今回は若武も大活躍だったよね。」

「アーヤ！！やっぱり俺をわかってくれるのはお前だけだ！！！！付き合わないか？？」

「付き合いません。」

前言撤回。若武にはコレくらいが丁度いいわ。

「この事件も終わりかー。」

「あと二泊はあるよ。早いこと終結したね。」

「まぁ、解決できないよりはいいでしょ。」

「そうだね。…とりあえず警察にレコーダー送って、上木さんに説明して…。あとは自由行動にしようか。大阪観光とかも全然してないしね。」

「おっけー。警察には俺が送っとくよ。とりあえず上木さんに説明しに行こう。」




「…そうか。兄ちゃんがか…。」

やはり身内が逮捕されることにつらい思いは抱くのだろう。

「まぁ、しゃーないな。それだけのことをやったんや。…君らは無事か？」

「はい。全員怪我などはありません。」

「それは良かったわ。…気ぃつけて帰るんやで。」

こういう時はそっとしておくことがベストかな。

「はい。お気遣いありがとうございます。…では。」

「失礼します。」



「上木さん、大丈夫かな。」

「今は落ち込むかもしれないけど、きっと大丈夫だよ。時間が解決してくれる。」

「そうだな！！……………それでは、今から自由行動にしようと思う！！！！！！各自好きなところを回ってくれ！！！」

「りょーかい。…ねぇアーヤ、ユニバとか一緒に回らない？」

「翼。ごめんだけど今日は無理かも…。また誘って？」

「体調でも悪い？？大丈夫？？？？？」

「うん、大丈夫よ。ただ、他にちょっと行きたいところがあるの。」

「おっけー。また誘うね。」

「うん…。ごめんね！」


そう言って私が向かったのはホテルのとある場所だった。




更新頑張ります…。

ホテルの花→←若武活躍

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す