アルストロメリア〜ヤギを追う元調査兵団〜

＊機密文書盗難事件 ページ9

岩「いやー、良かったね剣ちゃん！探してた人と会えて！」

『うるさい岩崎』

今は仕事中なのだが、荻野警部は緒方警視と一緒に因幡探偵の所へ行った。
まさかあの２人が組むとは思わなかったが、出来る２人なので強盗の犯人もすぐに逮捕出来るだろう。

prrr prrr

あれ？荻野警部から電話？

『お疲れ様です。どうかされましたか？』

荻「剣持、強盗の犯人がヴァレンティーノである事が判明した。今から言う場所に来てくれ」

『なっ、ヴァレンティーノが！？分かりました、すぐに行きます。じゃあね岩崎、貴方も持ち場に戻りなさい』

岩「へいへい、頑張ってね〜」

手を振り岩崎と別れる。急いで車に向かおうとした角で誰かにぶつかってしまった。

『っ、すみません』

エ「いえ、こっちこそ・・・あれ？Aさん！」

『エレン！どうしたの？こんな所で』

エ「休憩時間だったのでAさんに会いに行こうと思って！どうかしたんですか？」

『機密文書の盗難があったでしょ？あれはヴァレンティーノの仕業だったの。今は荻野警部達が向かってるから、合流しにいくの』

エ「俺も付いていっていいですか？」

『エレン、貴方仕事は？』

エ「ちょっと待ってて下さいね、あっ、もしもし兵長？」

エレンは電話し始めた。話しを聞く限り兵長に私に付いていく旨を伝えている。
いや、OK出るわけないでしょ・・・。

エ「OKでました！」

『出たの！？』

エ「はい！勉強してこいと！」

『そ、そう、分かったわ。じゃあすぐに準備して下の駐車場に来てね』

エ「はい！」

(子犬みたい・・・)


駐車場に着き車を動かす。
すぐにエレンが来てくれたので、すぐ出発できた。

エ「機密文書って何なんですか？」

『私も実物を見たわけじゃないのだけど、ある神社に厳重に保管されていた・・・』

エ「保管されていた？」

『すごろくらしいわ』

エ「大丈夫なんですか？この国」

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