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目線の先には 楽しそうに笑う町田くんと委員長
「 …… ああ、 」
『 理解が早くて助かったよ、さとみくん。 』
「 …じゃあ お前 何処の席座んの」
『 んー、佐々木さんの席? 』
佐々木さんの席は 窓側の1番後ろだ、ラッキー
隣の席はガリ勉系の 木下くんか 、
「 …… 」
『 え、さとみくん どしたの 』
「 … 別に 、 」
ふーん 、って思いながら 木下くんの隣に移動する、
隣が さとみくんじゃないのって、なんか違和感有るなぁ、
さとみくんの隣に 、私じゃなくて
佐々木さんが居る事にも 、何か嫌だなんて 、なんて。
【 明星さん、…明星さん、……はぁ、 】
誰かが私の肩を揺すってる
いつもと違う起こし方だなぁ、って眠たい頭を動かして 重い瞼を開く
『 …… ん、木下く、ん …? 』
目を開けたら 困った顔をした木下くん、
そっか、席替えしたんだっけ、って小さく呟く
【 もう昼休みだからお昼ご飯食べた方が良いよ、… 後 隈出来てる、寝てないの…? 】
すり、って 木下くんの親指が私の目の下に触れる
木下くん 心配症だなあ、仕草イケメンか、 ってまだ眠たい脳内を動かす
でも、うん、なんか ドキドキはしないな …
『 起こしてくれたのに 心配までしてくれてありがと、木下くん。 』
【 いいえ、それじゃ僕はお昼ご飯食べてくるね 】
ひらひら手を振りながら教室を出てった木下くん、何あの子優しい ……
「 (人1) 」
『 ん?…あ 、青山じゃん 』
「 お前木下と付き合ったの? 」
『 いや、は? 』
「 教室で堂々といちゃついてんじゃねぇよ!! 」
『 は!?イチャついてないけど!? 』
「 クラス中がガン見だわ!!!! 」
…… 確かに、めっちゃみんなの視線が刺さる
え、木下くんはこの視線を気にせずに教室出てったの?すげえ ……
『 …… あ、 』
「 あ? 」
たった今 さとみくんが 佐々木さんと腕組んで出て行きました 。
… あっちが付き合ってるのでは … ?
『 …… さとみくんのクソったれ 』
何それ 、 意味わかんない 、
私の事 、 好きって言ったくせに 、
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あおさ - 木下くん好き過ぎる← (2020年6月23日 0時) (レス) id: 62945174ec (このIDを非表示/違反報告)
ナイト(プロフ) - 続き〜 (2019年6月20日 22時) (レス) id: 2c7054aa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 最高!! (2019年6月3日 17時) (レス) id: a3af942d1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこ | 作成日時:2019年5月17日 20時