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シャワーを浴びて髪を乾かしてさらに化粧を施した。
髪の毛をやってる最中に電話が鳴った。
「イザナさん?もう着いた?ちょっと今髪の毛やってるから少し待って」
『下いる』
多分バイクだからメットの邪魔にならない位置にくくった。
バイクに寄りかかって立つ姿は絵になった。
イケメンは何しててもカッコいいけどバイク姿が一番カッコいい。
「イザナさんお待たせしました」
「さん付け止めろ」
「え……。イザナ…くん?」
「イザナでいい」
まさかの呼び捨てに困った。
しかも相手は天竺の総大将様。
「乗れよ」
「……はい」
連れてこられたのはイザナの住むマンションらしい。
広く開いた窓にはカーテンがなかった。
この部屋ソファーしかないけどイザナはどこでいつも寝てるんだろう。
とりあえず熱帯魚に餌を上げるイザナの隣で魚を眺めた。
餌に釣られて動く魚達をみて可愛いなぁと眺めた。
餌を上げ終わると「座れよ」とソファーに促された。
ソファーに座ると膝に頭を乗せてきて所謂膝枕の格好に。
「寝る」
それだけ言って目を閉じたイザナの睡眠を邪魔する事も出来ず、テレビもない部屋で窓の外と熱帯魚を眺めて時間を潰した。
そもそも枕にする為に呼ばれたのだろうか。
2人掛けのソファーなので足が飛び出しているが寝にくく無いのだろうか。
触ってみると意外と柔らかい髪でつい撫でてしまった。
外の景色が徐々に暗闇に包まれていくのがわかる。
こうして外の景色を見るのは初めてなのかもしれない。
眺めていると違和感を感じて下を見るといつの間にかイザナが起きていたらしく目があった。
怒られるかもしれないが少し屈んでその唇にキスを落としてみた。
イザナの手が頬に伸びてきてそのキスは深いものへと変わっていった。
唇は繋がったままイザナが体を起こして馬乗りになってきた。
あっという間に服を脱がされ翻弄される。
「んっ…」
青宗くんがつけた痕に噛み跡で上書きしていく。
「手をつけよ」
窓際に連れてこられて手をつかされた。
カーテンの無い部屋は外の月の明かりだけが灯っていた。
近くにビルは無いが見られるかもとの羞恥心に身体が熱った。
後ろからの強い刺激に腕の力が抜けていき熱った頬をガラスが冷やした。
「っイザナぁ…」
崩れ落ちそうな膝を許してくれず、ガラスに爪を立てる事しか出来なかった。
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月華(プロフ) - 寧珠*さん» そんな初期から見てくれてたんですね!ありがたいです。こんな過疎地でねじゅちゃんの目に止まるなんて頑張って良かった!笑 (2022年9月30日 23時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 月華さん» 実は最初から読んでて、お気に入り登録も2人目とかだったような…ねじゅが月華さまの作品を読まないわけには参りません…! (2022年9月30日 19時) (レス) id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 寧珠*さん» コメントありがとうございます!!ねじゅちゃんに読まれてたのにはびっくりだけど気に入って貰えたなら良かった〜!続きもノープランだけど頑張ります!! (2022年9月30日 19時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 意味があるのかは不明ですが、読む度に評価いれるくらい好きです♡続きが楽しみだ…! (2022年9月30日 11時) (レス) @page42 id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 咲良さん» わーい!コメントありがとうございます!無理くりイザナと絡めちゃった!ここからヤンデレ始まるか!?全くのノープランです! (2022年9月15日 8時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月華 | 作成日時:2022年8月19日 11時