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食後お店を出ると店の前にタクシーが停められていた。



すんなりそれに乗り込む蘭さんにつられて隣に座った。



「用意周到ですね」



「タクシー待ってる間に冷やしたら困るから」



「蘭さんって意外と過保護ですよね」



「Aにだけな」



遊び人のイメージだったのにこんなに優しくされると勘違いしてしまう。



都内でも有名なイルミネーションのスポットまでタクシーで送って貰うと1時間後にとタクシーの運転手にお金を払っていた。



人だかりでイルミネーション少し手前で降ろしてもらったので徐々に灯りが増えていった。



「凄い!!」



蘭さんの袖を引っ張ると優しく頭を撫でられた。



「A」



蘭さんの首に巻かれていたマフラーを私の首に巻き付けた。



「蘭さんが風邪引いちゃう」



「んな柔じゃねぇよ」



「あったかい。蘭さんの匂いがする」



腕を引かれて抱きしめられた。



「あんま可愛い事いうなよ。色々我慢してんだから」



「……蘭さん」



身体を少し離し蘭さんの顔が近づいて来たのでゆっくりと目を閉じた。



優しく触れた唇が離れると首筋に冷たい感触があり覗き込むとネックレスが見えた。



「……え?これ…」



「クリスマスプレゼント」



「あ!私何も用意出来てない……」



勉強勉強でそれどころじゃなくてすっかり忘れていた。



近くに何かお店はと周りを見渡してると蘭さんの手に顔が包まれた。



「クリスマスプレゼントさ、『蘭』って呼んでよ」



「え?」



「モノよりAとの距離が欲しい」



「……ら…ん?」



顔に熱が集まるのを感じつつ名前を呼ぶと蘭の顔が赤く歪んだ。



「好き」



さっきとは違う深い口づけに胸が締め付けられた。



「っん、……蘭っ!」



「あー。ヤバ。今すぐにでも押し倒したいけど受験終わるまで我慢するわ」



私の肩に顔を埋めながら呟く蘭の頭をそっと撫でた。



「……それまで浮気しちゃダメだからね」



「それまでもそれ以降もしねぇよ」



手を繋いでイルミネーションを見て回った。



巨大なツリーの前で二人で写真を撮って待ち受けにすると言ったら蘭も「俺のも変えて」と携帯を渡してきた。



二人お揃いの待ち受けが嬉しくて携帯を抱きしめた。








その日見た夢は蘭が涙を流しながら私に銃を向ける夢だった。

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みくる(プロフ) - 月華さん» 私は月華さんなりに終わらせてくれたら何でも嬉しいです!🤭メッセージさっき確認したんですけど、届いてなかったです!💦バグですかね?愛したためてくれたのめちゃくちゃ読みたい笑笑 (2022年9月22日 22時) (レス) id: 8d807adfab (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - みくるさん» なんだかオチを付けるべきかわかんなくて笑 誰にオチても不満でそう…。そういえばメールって返信届いてました?返信したってなってたけど送信履歴にみくるさんの作品の愛をしたためたのがなくて…。届いてたらいいんですが。 (2022年9月22日 19時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - 月華さん» 行き詰まるとかけ持ちしたくなるのわかります笑 応援してます♪ (2022年9月22日 12時) (レス) @page4 id: 8d807adfab (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - みくるさん» コメントありがとう!!自由恋愛が終わり見えないから掛け持ちしちゃいました!今回はシンプルに頑張ろうと思います! (2022年9月22日 11時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - わーい!月華さんの新作だ!! 今回のはちょっとミステリアスで、これからがすごく楽しみです😻 (2022年9月22日 9時) (レス) @page3 id: 8d807adfab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月華 | 作成日時:2022年9月18日 19時

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