煌めきを君に

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「なぁ、コウジ、ヒロ。さっきAが歌ってたんだけど。その声がなんというか、すっげーいい声だったんだよ。」

コウジの部屋にいた２人は呆然とカヅキを見つめた。

コウジ「……………カヅキ……まさか、プリズムショーをさせる、とか言わないよね？」

考えてたことが即座にバレて、動揺を隠せなかった。さすがコウジ……鋭いな。

カヅキ「あ、あれ……だめか？」

ヒロ「カヅキ……プリズムワールドの使者がプリズムショーをしたらどうなるか覚えてないの？」

ああ。確か色んなとこでプリズムショーができなくなったっけ……りんねと天羽ジュネ。同じ世界に使者がいたら煌めきがなんとか……………ってやつだろ？

カヅキ「あははっ悪ぃ悪ぃ。なんかあいつ、すごいもの持ってそうな気がして。」

コウジとヒロは顔を見合せた。そして少し困った顔で笑う。

ヒロ「まぁカヅキの気持ちもわかるけど。プリズムワールドの使者にはプリズムショーをさせちゃだめって言われてたからね。」

コウジ「うん。…………でも歌がうまいんだ。ちょっと聞いてみたいかも。ウフッ」

そう。なんというか、自然と惹き付けられる歌声を持っているんだ。あいつは。今度こいつらにも聞いてもらいたい……………

ヒロ「さぁて！そろそろ俺らも風呂に行こうか。」

ヒロが仕切り直して、話の流れをかえた。
こういうとこ、スマートなんだよな。コウジも風呂に向かう準備を始めた。俺も支度してくるか。

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