【ナルト】人工少女〜白雪〜

５９話　本音 ページ20

女子会も１０時を過ぎる頃には解散し、Aは一人木の葉を見納めていた


紅「夜風は冷えるわよ」


A「そうですね」


紅「・・・・・本当は不安で胸が押しつぶされそうなくらい辛いんでしょ」


A「・・・・・・・はい」


もう長い付き合いになる


Aの性格上、なかなか弱みを見せようとしない


紅「迷っている？」


A「迷ってはいません。

後悔もしていません。

ですが、本当に私でいいのか。

風影の妻が足が悪く、松葉杖無しでは生活できなくていいのか。

子供は出来るのか。

不安は多くあります」


同期の子たちには言えなかった本音


紅「・・・・・・A。

人は完璧じゃないの。

貴女が一番よく分かっているんじゃない？

もし、風影との戦いで貴女が負けたとしてもきっと貴女は砂に嫁いだ」


A「どうして言い切れるんですか？」


紅「貴女も風影の我愛羅を同じ寂しさを知っているからよ」


砂の人々から疎まれていた我愛羅


暁に属し我愛羅を殺そうとしたA


紅「貴女は完璧だと思っていたけど、弱点もある」


A「弱点ですか？」


紅「１．人に弱みを見せようとしない。

２．人を頼ろうとしない。

３.全て自分一人で抱え込もうとする。

４.過去を引きずりすぎる。

５.自分に自信がない。」


A「・・・・・・・・・」


紅「生きていればどうにかなるものよ」


A「はい」

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